LINEヤフーでは、さまざまな社員が働いています。シリーズ「WHY? LINEヤフー」では社員個人にスポットを当て、一人ひとりがどのようにユーザーに向き合い、何を大切に仕事に取り組んでいるのかに迫ります。
今回は、現在累計ユーザーが4,000万人を突破した「LINEギフト」のなかでも、直近の年間流通額が3年で約5倍となった急成長する「ビューティー」カテゴリを担当する功刀にインタビューを実施。元々ユーザーだった彼女のLINEギフトにかける思い、ユーザーに寄り添うサービス作り、これからの挑戦について聞きました

「LINEギフト」のビューティーカテゴリでマーチャンダイジングを担当し、複数のブランドを担当しています。具体的には、出店していただいているショップとのコミュニケーションをはじめ、イベントシーズンに合わせた商品の出品調整、販促施策の設計・運用などMD(マーチャンダイジング)業務全般に携わっています。
もともとユーザーとして「LINEギフト」をよく使っていて、とても素敵なサービスだなと思っていました。自分のキャリアを考える中で、「こんなに強い思いを持てるサービスに関われるチャンスは多くないかもしれない」と感じたのが、異動を決めた大きなきっかけです。ちょうど合併のタイミングで社内公募の募集があり、「今がそのときだ」と思い切ってチャレンジしました。
「LINE」のトーク上で贈り物まで完結できる点が大きな魅力です。たとえば友だちの誕生日通知を見て、そのままギフトを選び、決済までをスムーズに進められる設計になっています。特別な準備や手間がいらない「気軽さ」が強みだと思います。
また、住所や氏名を知らなくても贈れる仕組みは、贈る側の心理的なハードルを大きく下げてくれます。LINEユーザーであれば追加の会員登録なども不要で、普段のコミュニケーションの延長として自然に使える点も、多くの方に受け入れられている理由だと感じています。
「遠くに住む友だちにも気軽に贈れる」「久しぶりに連絡を取る相手とのコミュニケーションのきっかけにもなった」といった声も多くいただいています。実際に、1日あたりに約5万個もの誕生日ギフトが贈られています。
コアユーザーは20~30代の女性です。この世代にはプレゼントを贈り合う文化が根付いていることに加え、SNSとの親和性が高い点が背景にあると感じています。LINE全体のユーザー層は幅広いのですが、ギフト利用に関しては若年層の女性が中心です。
一方で、誕生日や母の日、父の日などの機会にお子さんからギフトをもらったことをきっかけに興味を持ってくださった親世代などにもじわじわと広がっている印象です。
最近では、大型ラグジュアリーブランドの出店を担当した際に、「このブランドがオープンしてうれしい」という声を多くいただきました。プラダ ビューティなどの大型ラグジュアリーブランドはリアル店舗が少ない地域もあります。
LINEギフトなら全国どこからでも贈れるので、新しい選択肢を増やすことがユーザー体験の向上につながってくると感じています。
参考プレスリリース:https://www.lycorp.co.jp/ja/news/release/018510/
ありがたいことに、この3年で流通額は約5倍に伸びています。背景には、LINEギフトの主要ユーザーである20~30代女性とビューティ商品の親和性の高さがあります。この層がそのままビューティカテゴリの利用者と重なることが追い風になりました。
さらに、LINEギフトならではの機能も成長を後押ししています。たとえば、名入れ機能や特別パッケージ、色や香りを後から選び直せる仕組みなど、贈りやすさと特別感を両立できる仕掛けが喜ばれています。実際に、人気商品には名入れ機能がついているものが多く、多くの方にご利用いただいています。
加えて、ハードルが高く感じやすいラグジュアリーブランドにも挑戦していただきやすいように、2000~3000円台のミニコスメなど、プチギフトのラインナップも強化しています。
ブランドにとっては、新しいユーザー層にリーチできる点が大きな魅力だと思います。LINEの利用者は非常に幅広く、特に若年層が多いため、リアル店舗ではなかなか接点を持てなかった層にもアプローチできます。
また、LINEギフトでは「今日が誕生日だった」と気付いた瞬間に贈ることができます。通常ならプレゼントは事前に準備する必要がありますが、「当日購入」がブランドにとって新たな販売機会になっているのではと思います。
10月からスタートした「ホリデーコレクション特集」のMDリードを担当しています。これは一昨年から継続している、コスメを中心としたホリデー時期限定の商品を掲載した特集で、今年も前年比プラスの売上を目指しています。
昨年に比べ今年度はさらに多くのブランドさんに参加いただけるように調整しました。ラグジュアリーブランドにも多く参加いただいていて、中にはLINEギフト限定のセットなども出ているので、いちユーザーとしても注目しています。
また、今年はホリデーコレクション特集の中にも「ミニサイズセット」を集めたテーマを設置しました。ホリデー限定コスメはもともとギフトよりも「自分へのご褒美」としての需要が高く、近年の物価高の影響もあって価格帯が上がり、手に取りにくくなっているという課題があったからです。
その点、ミニサイズのセットは手頃な価格帯の商品が多く、複数アイテムが入っているので華やかさや特別感もしっかり演出できます。ギフトとしても選びやすく、今年のユーザー傾向によりフィットしていると感じています。
また、ビューティカテゴリはもともとブランド指名買いが多いのですが、ホリデー限定商品ではその傾向がより強くなります。そこで今年は、各ブランドの世界観をより伝えられるよう、ホリデービジュアルを使用した「ピックアップブランド」のテーマを新設しました。
販売開始日に合わせてラインナップを小まめに更新することで、特集に訪れるたびに新しい商品に出会える、「見ていて楽しい」構成にできたのではないかと思います。
さらに、LINEギフトのホーム画面のアイコンも最近リニューアルし、カテゴリーごとの商品が探しやすくなりました。商品数の増加に対応し、迷わず贈りたいものが探せる設計にしました。ユーザーからの反響も大きく、利便性の向上につながっています。
相手のライフスタイルや好みを考えて、「今必要としていそうなもの」「喜んでもらえるもの」を選ぶようにしています。友人には普段自分では買わないような特別感のあるアイテムを、同僚にはリラックスできるものを。価格帯はあまり気にせず、「その人に合うもの」を贈ります。
また、「ほしいものリスト」機能の活用もおすすめです。ビューティーアイテムは好みが分かれやすく、特に男性にとっては選ぶのが難しい場合もありますが、リストから選べば確実に喜ばれるギフトが見つかります。リストを見ることで相手の好きなブランドや傾向もわかるので、私もギフトを選ぶときのヒントにしています。
マーチャンダイジング職なので、社内外との調整や要望をいただくことが多くあります。その中でも「信頼をしっかり積み上げること」を大切にしています。期待されていることを察知し、全力で応える姿勢を意識しています。
当たり前のことではありますが、コミュニケーションをする上で相手からの質問や相談には、課題の大小に関わらずスピードとクオリティを両立した対応を心がけています。サービスやカテゴリ、ショップの動向などさまざまな情報にアンテナを張っておくことに加え、持っている情報だけでは明確な回答が難しいテーマについては自分だけで抱え込まず、関係各所に意見を求めて整理し、最適な形にして返すようにしています。
どんなに小さなことでも抜け漏れなく丁寧に対応をすることが、安心して仕事を任せてもらえる信頼関係につながるのではないかと思います。
働く中で、LINEヤフーは「世の中に大きな影響を与えるサービスが多い」と実感しています。たとえば、LINEギフトも年間約2,000万人のユーザーに利用されており、自分の携わる仕事が大きなスケールで価値につながっていることに、日々やりがいを感じています。
メディアからECへのキャリアチェンジは大きな挑戦でした。最初は専門用語もわからず苦労しましたが、温かくサポートしてくれるチームメンバーに助けられました。わいわいした雰囲気の中で、疑問をすぐに相談でき、苦労よりも新しいことを学ぶ楽しさのほうが大きかったと感じています。
もともと学生時代からプレゼントを考えるのが好きで、「ギフトに特化したサービスがあればいいのに」と思っていたくらいなので、いま自分がLINEギフトに関われていることに強い意義を感じています。
好きな領域で、多くのユーザーに価値を届けられる。その環境が、ここで働き続けたいと思う一番の理由です。
今後は、まだビューティー商品を贈ったことがない方にも、気軽に使っていただけるようにしていくことが目標です。色や香りなど好みが分かれやすいカテゴリだからこそ、贈る側が選びやすいラインナップやブランドの拡充に力を入れていきたいですね。
また、男性ユーザーへのアプローチも強化したいと思っています。男性は購入単価が高い傾向もあり、「間違いのない贈り物」へのニーズが特に強いと感じています。定番アイテムや質の高いギフトをしっかり見せていくことは、引き続き大切にしていきたいポイントです。
実店舗に行って、たくさん並んだ商品の中からリップを選ぶことが男性にとってはハードルが高い場合もありますが、LINEギフトなら気軽に贈れます。こうした「選びやすさ」を活かした見せ方にも挑戦していきたいです。
コミュニケーションの形が多様化しているいまだからこそ、LINEギフトのように「気持ちを自然に伝えられるサービス」の価値が高まっていると感じています。
これからも、より多くの方が気軽に使えるように、そして贈る人・受け取る人双方にとってうれしい体験をお届けしたいと思います。
12月から「クリスマス特集」がスタートしました。当日までじっくり選べるラインナップをご用意しています。
またハロウィンでも好評だった1000円以上のギフトを3人以上に贈るとクーポンがもらえる「ギフトチャレンジ」も始まります。
気軽に楽しくギフトを贈っていただくことを目的とした企画になっており、もらった人はもちろん贈った人もうれしい企画になっているので、ぜひお試しください!
LINEギフト「クリスマス特集」※スマートフォン限定/「LINE」が起動
職場向け:
年末まで一緒に走り抜けてきた職場の方には、年末年始にゆっくりカラダをいやせるような入浴剤はいかがでしょうか?その日の気分で好きな効果を選べる「BARTH」の入浴剤セットは気軽なギフトにもぴったりです。
友人向け:
友人には特別感のあるギフトを贈ることが多いのですが、ホリデー期間限定で販売されているHACCIの「オーナメント イヴ」は個人的に友人に贈りたいとチェックしている商品です。HACCIの人気商品4種がオーナメントに入って届きます。クリスマスのワクワク感も伝わる素敵な商品です。
家族向け:
実家にはわいわい楽しめるグルメ商品をよく贈るのですが、寒い時期におすすめなのが「くまちゃん温泉の北海道めんこい鍋」です。溶けるとコラーゲンたっぷりの鍋スープに変身するくまちゃんなのですが、見た目が間違いなくかわいいので家族団らんの時間を贈れます。

「贈りたい気持ち」を高める LINEギフトの商品を「魅せる」工夫とは?

「正解がないからこそ、相手を思う気持ちが大切」ギフトコンシェルジュに聞く、本当に喜ばれる贈り物とは? LINEギフト10周年企画

LINEギフトの今と未来 サービス概要からEC業界における特徴、ショップ活用事例まで
取材日:2025年11月18日
文:LINEヤフー社内広報編集部 撮影:倉増 崇史
※本記事の内容は取材日時点のものです
