2025年6月11日追記:
今年も花粉に悩まされる季節がやってきました。花粉症に備えてオンライン診療を利用してみよう、とお考えの方も多いのではないでしょうか。LINEドクターでは、待ち時間の負担がすくなく、自宅にいながら医師の診療から服薬指導、処方薬の受け取りが可能です。今回は、LINEドクター責任者の今井に、LINEドクターでの花粉症診療のメリットや、今後の展望を聞いてきました。
今井 恵子 (いまい けいこ)
2019年入社。LINE Financialで「LINE Bank」、「LINEポケットマネー」など、金融系事業のプロダクトマネージャーを経て2021年よりLINEヘルスケア担当。 現在、ヘルスケアサービス企画室室長として、プロダクト戦略の策定に携わる。
2020年に先行提供を開始してから、2023年12月で丸3年がたちました。2023年の診療件数は前年比で約2倍に増え、2022年12月に開始した処方薬の配送サービスは、開始より1年間で約10倍に増えるなど、多くの方に身近な診療手段として利用されてきています。
特に昨年3月の花粉症の時期には診療件数が3倍に増え、そのうち約8割が花粉症の薬を希望されていました。また、1年を通じたサービス利用者の「欲しいお薬」ランキングの1位が花粉症の薬となるなど、花粉症に対するニーズが顕著に表れています。
2024年の花粉飛散予測(Yahoo!天気・災害)によると、今年もすでに飛散が開始しており、2月下旬〜4月にかけてスギ花粉、ヒノキ花粉の飛散がピークを迎えます。まさに今、花粉症で利用される方が増えています。
オンライン診療を始めるとなると、アプリをダウンロードして、いろいろな設定をして...と利用までのステップが多そうだとちゅうちょする方も多いと思います。その点、LINEドクターでは、まずLINEアプリユーザーであれば新たにアプリをダウンロードすることなく利用可能です。
医師の診療までやることはとてもシンプルで1)会員登録、2)診療受付、そして3)診療の3ステップです。診療は、医師からビデオ通話がかかってくるので、時間を気にしたりスマートフォンの前でずっと待機したりする必要もありません。診療後、処方薬は自宅への配送もしくは登録薬局での対面受け取りが可能です。支払いは、事前に登録した方法で自動的に決済されるので、医療機関や薬局に送金するなどの面倒な作業もありません。
体調が優れないときに、複雑な操作をしたり長時間考えたりするのは身体的にも、精神的にも負担が大きいですよね。会員登録から処方薬受け取りまでの一連の流れにおいて、必要最低限のステップに絞り込み、シンプルな画面設計にこだわっているのもLINEドクターの特徴です。
また、自分以外の家族アカウントも登録できるので、ご家族の診療予約も可能です。一度登録した会員情報や支払い方法などの情報は履歴に残り、再度診療を受ける際は前回と同じ患者か、前回との症状の変化を確認後すぐに診療予約に進めるようになっているので、 花粉症や皮膚疾患など継続して同じ薬を処方してほしい時などは、診療までの時間がさらに短縮されるので便利です。
利用料金は、法令に基づいて算定された診療・調剤費用(※2)にLINEドクターの利用料と処方薬の配送料が追加される形で、オンライン診療だからといって、診療費用や調剤費用にプラスされることもありませんので、安心してご利用いただきたいですね。
※1 医師の診察により薬が処方された場合
※2 保険診療の場合。自由診療の場合は診療の際に医師にご相談ください。
LINEドクターは最初に「欲しい薬」から選択する(※3)仕組みにしているのですが、医師側からは疾患の範囲が広い「内科の受診」と選択されるよりも、患者の目的が明らかなのでスムーズかつ正確な診察につながっているとコメントをいただいています。また、「症状メモ」機能で現在治療中の病気や服薬中の薬、アレルギー、受診したい症状や患部の状態などについて、細かく事前に医師に伝えることができるようになっています。
オンライン診療に慣れている医師も多く、例えば喉の痛み一つとっても、聞き方を工夫して、いがいがするのか、たんが出るのか、せきだけなのかなど、いろいろな角度から症状を聞いて診断してくれる方が多いので安心いただきたいですね。
※3 医師の判断により、希望のお薬が処方されない場合があります。
低用量ピル、AGAの薬の治療の流れ、費用、副作用については記事最下部をご覧ください。
「待ち時間解消」はオンライン診療の大きなメリットです。LINEドクターでは、医療機関との自動マッチングという仕組みを使っています。患者が入力した条件をもとに、その時点で速やかに診療可能な医療機関を自動で提案するという仕組みです。
みなさん病院へ行くときって、自分で探して口コミを見たり、自宅からの距離や診療時間を調べたり、担当の先生が女性か男性かなどいろいろと調べると思います。でも比較している間に、結局どの病院がいいのかわからなくなったり、予約の枠が埋まってしまって診療を受けられなかったりということがよくあるのではないでしょうか。体調が悪いときに、この比較検討もカロリーが高いしストレスですよね。そういったなんとも解決しづらい課題を解決するために導入しました。
実際に、予約の操作を開始してから90%以上のユーザーが20分以内に診療を開始できているという結果が出ています。 また、医療機関が休診日であることが多い土日も、オンライン診療なら立地関係なく、土日あいている医療機関で診療を受けることができます。
処方薬の配送サービスも医師の診療後に薬剤師から服薬指導を受け、家に薬が届くのを待つだけでよいので、待ち時間解消という点では大きなメリットです。 特に花粉症の方は花粉が多く飛散する日に外出するのは気が引ける方も多いと思いますので、外に出ることなく診療から処方薬の受け取りができる点は大きなポイントだと思っています。
まだまだ体調が悪くなったときの第一想起が対面診療だと思っています。オンライン診療を使ったことがないのにいきなりオンライン診療を受けてみようと思う人はなかなかいないと思うので、日常的にオンライン診療がどういうもので、どういった症状の時に使えるかなどを訴求し続け、いざ体調が悪くなったときに、「オンライン診療を試しに使ってみよう」と多くの方が気軽に利用してくれるような状態を目指しています。
タクシーの配車サービスや食事などの配達サービスが出てきた時、話題になっているし試しに使ってみようかなと思った方も多いのではないでしょうか。そういった感覚で気軽に使っていただけるようにオンライン診療の認知度や普及率を高めていくための取り組みをしっかりと行っていきます。
LINEドクターでは、より受診のハードルを下げられるサービスを目指していきます。診療可能な医療機関や薬局の範囲を広げどこにいても使える、家からいちばん近い薬局での処方薬受け取りでさらに時間を短縮できる、普段利用している近くの医療機関でも使えるといった、患者が予約や通院が負担になって症状を我慢することがないように、サービスを磨いていきたいと思っています。 また、今は「LINEアプリひとつで完結できる」という強みを活かしオンライン診療に注力していますが、将来的にはオンライン、オフライン関係なくシームレスにサービスを提供していきたいと考えています。
LINEドクターは、お掃除ロボットや食洗機、ドラム式洗濯機のような、気軽に使える「時短サービス」の一つだと思っています。対面診療で当たり前の「待つ」という常識を覆して、「待たなくても医師の診療が受けられる」という最高の体験を、LINEドクターで提供できていると思っています。
一度使っていただくとその便利さに気づき、継続利用いただく方も多いです。まずは今の花粉症の時期に、ライフハックの一つとして気軽に利用してみていただけると嬉しいです。
<診療から処方の流れ>
※診療期間と診療回数は症状や処方薬の日数などによって異なります。
<副作用>
<費用の目安について>
※別途サービス利用料(330円〜660円)・配送料(440円または1,050円・薬局でお薬を受け取る場合は0円)が発生します。
※初診料・再診料は発生しません。
取材日:2024年1月12日
※本記事の内容・商品情報は取材日時点のものです