2011年10月に、ユーザー同士のコミュニケーションをより豊かにするためにとリリースした「LINEスタンプ」。今ではLINE公式スタンプ、クリエイターズスタンプ合わせて2,000万パッケージものスタンプが存在し、日々のLINEのコミュニケーションで利用されています。2023年は、どんなスタンプが人気だったのか、またなぜそのスタンプがよく使われたのか、コミュニケーション事業部メンバーに聞いてきました。メンバーおすすめのスタンプや、2024年のあけおめスタンプの魅力も紹介します。
※1,200万種類以上の対象スタンプ・絵文字・着せかえが使い放題のサブスクリプションサービス
"PR TIMES(2023年の総まとめを発表!人気のLINEスタンプやジャンル、流行った表現など今年1年を振り返り!年末年始の風物詩、「あけおめスタンプ2024」のラインナップも公開)より引用"
荒木:
今年一番送られたのは、「なかやまきんに君 パワー!!スタンプ」です。きんに君の代名詞「パワー!」の音付きスタンプがダントツの送信数でした。インパクトがありますし、どんなシーンでも使えるスタンプかなと思います。会話を終わらせる時などでも、「じゃあね!」という感じで送ってもいいですし、「頑張ってね!」というやりとりでも使えますよね。
倉田:
ユーザーのほとんどがきんに君を知っているため、誰にでも送りやすいというのも人気の理由ですね。「なかやまきんに君 パワー!!スタンプ2」もそうですが、パッケージの中にあるほかのスタンプも汎用的な表現が多いので、すごく使いやすいなと思って私自身もよく使っています。
荒木:
スタンプの文字とボイスが微妙に違うものもあるので、面白くてとりあえず押して聞いてみたくなるスタンプばかりです(笑)。
倉田:
次に送信数が多かったのは「【音付き】あめんぼぷらすのだるスタンプ」の、「だる」を連発しているサウンドスタンプです。「あめんぼぷらす」という男性2人組のYouTuberのスタンプで、10~20代の男性にすごく人気です。今年ずっとユーザーに使われているスタンプで、LINEスタンプ プレミアムでも人気トップ10に入っています。学校や会社がはじまる週明けなどに「やる気がでない」という意味で使ったりしているのかなと思います。
荒木:
あめんぼぷらすのオリジナル楽曲に出てくるセリフがスタンプになっている「【音付き】あめんぼぷらすの解放スタンプ」もあるのですが、こちらもかなり売れていますね。
倉田:
3位は、私たちも驚いたのですが、「ちっちゃいブラコニ」の中のサリーがコニーに迫っているアニメーションスタンプです。
荒木:
6、7年前にリリースされたスタンプで、かつメイン画像でもなくパッケージの下の方にあるスタンプなのですが、トップ3入りしました。
倉田:
お母さんと子供のやりとりや、旦那さんへ「帰ってくるの遅いよ」「約束守ってないよ」といった、やんわり注意するときに使えそうです。
荒木:
今年の特徴としては、「文字なしスタンプ」の送信率がすごく高かったですね。その中でもテキストのない、「涙を流しているスタンプ」が人気でした。これまでは「ぴえん」「しくしく」などのテキストが入って泣いている表現が多かったのですが、今年はテキストなしで、笑い泣きや、キャラクターたちが語彙力を失ったように涙を流しているものが人気で、感情を表すテキストが入るとネガティブに泣いていると捉えられて使われにくい傾向にあるようです。表情だけのスタンプは、ネタとしても使いやすいですし、いろいろな感情を表せるのでシーン問わず使えるというのが人気の理由のようです。
倉田:
文字なしで、「虚無感」たっぷりのスタンプや、虚無を通り越して真顔や笑顔になっているスタンプも、ネタっぽく使えるということで流行りました。「うさぎ100%」の虚無な感じはまさにじわじわきますよね(笑)。
荒木:
そのほかの傾向ですと、2023年に送られたスタンプの上位2つがサウンド付きスタンプだったように、今年はサウンド付きスタンプのダウンロードがとても多かったです。
倉田:
「ありがとう」って文字だけが送られるよりも、かわいい声で「ありがとう」と聞ける方が、より気持ちも伝わりますよね。スタンプ機能はほかのSNSにもありますが、サウンド付きのスタンプってなかなかないと思います。LINEならではの機能ですし、楽しくコミュニケーションできますよね。
倉田:
溶けている姿や、夏バテっぽくごろごろしているスタンプも人気でした。「うさまる14」にある「溶けてる」のスタンプは、暑くて溶けそうという時と、めんどくさいって感じがよく出てますよね。五月病の時期にこういっただるさを表すスタンプを出したのですが、継続して使われていて、汎用性も高いので私の周りでも使っている人が多いです。
荒木:
私も「あり得ないよね?」みたいなときにも使います(笑)。
倉田:
そうですね。スタンプの検索でも、やっぱり流行っていることや世の動きをキーワードに調べるユーザーが多いです。毎週、検索のランキングをチェックするのですが、直近では寒くなってきたこともあり、「冬」と検索するユーザーが増えてきました。
あとはドラマの影響も多いです。ドラマのタイトルや、出演している芸能人の名前でよく検索されていて、本当に世のトレンドが反映されています。「THE FIRST SLAM DANK」の映画のスタンプは、まだランキング上位にいますし、「ブルーロック」、「SPY×FAMILY」もまだまだ人気です。
倉田:
私の推しは、ゆるかわのタッチがすごくかわいい「うさまる」です。かぼちゃをかぶっているもの、セミの姿をしているものなど、意味がわからなくて、でもかわいくて。制作者のsakumaruさんは、これどうやって使うの!?っていう面白くて意味が分からないスタンプを描く天才なんです(笑)。
うさまるのスタンプしか使わないLINEグループも作っていて、新しいものが出るたびに購入してグループに送っています(笑)。最近はリラックマとコラボしている「sakumaru画♪リラックマスタンプ」にもゆるふわでかわいいスタンプがそろっていて、おすすめです。
荒木:
私は、かわしまさきさんの「すこやかシロクマ あふれる愛」がお気に入りです。顔だけでニコッと笑っているスタンプが好きで多用しています。ハートを撃たれているスタンプも、表情がなんとも言えずかわいくてお気に入りです。
倉田:
家族とは「よく動く♪スヌーピー 家族の連絡スタンプ」をよく使ってます。このパッケージすごくない!?ってチーム内でも話題になったスタンプで、家族との連絡で欲しい表現がまるっと入っているんです。「荷物届いたよ」「先に食べるね~」「これ買ってきて」など、絶対に使うスタンプばかりです。これだけでコミュニケーションが成り立ちますし、ぜひダウンロードして使っていただきたいです。
荒木:
最近、両親から送られてきたのがドラマ「VIVANTボイススタンプ」です。「仕事って大変ね!」や「何かあったの?」のスタンプが送られてきました(笑)。話題のドラマだったので世代問わず大人気のスタンプで、家族とのコミュニケーションにおすすめです。
倉田:
LINEのトーク上で、「ありがとう」や「やったー」などを入力するとそれに関連するスタンプの候補を表示してくれる「サジェスト機能」が進化していておすすめです。今トレンドのワードも引っ掛かるようになっていて、シチュエーションに合ったスタンプを送ることができます。自分がダウンロードしたスタンプのほかに、まだダウンロードしていないスタンプも表示されるので、探す手間が省けますし、使いたい場合はその場でダウンロードして、すぐに送ることができるんです。
LINEスタンププレミアムに登録すると、さらにサジェストされるスタンプも増え、ダウンロードをしていなくてもタップするだけで簡単に送ることができます(スタンプの右下にPの表示があるスタンプ、絵文字が対象)。すごく便利なので、私はほとんどサジェストからスタンプを送っています。
スタンプを1個からダウンロードでき、自分のお気に入りスタンプを集めることができる「スタンプリスト」も便利です。サジェストで探すの大変だなというときや、よく使うスタンプはここに登録してすぐ送れるようにしておくともっと使いやすくなります。
LINEアプリのホーム→「設定」→「スタンプ」をタップして、「サジェスト表示」をオンにすると、トークの中で入力したテキストに合ったスタンプ、絵文字が表示されるようになります。
このLINEスタンプ プレミアムですが、現在キャンペーンを実施しています。着せかえや絵文字も使い放題になるコースが3カ月無料になり、さらに今年1番送られたなかやまきんに君のLINEスタンプ プレミアム限定スタンプも会員限定で無料配信中です。ぜひこの機会にお試しいただき、コミュニケーションを楽しんでいただけると嬉しいです。
荒木:
今年も、あけおめスタンプのリリースが始まっています。LINE公式スタンプからは31種類、クリエイターズスタンプも入れると1700種類以上もラインナップがあります。LINEスタンプは元旦だけで12月の平均送信数の約3倍のスタンプが送信されているのですが、あけおめスタンプも毎年人気です。
今年は「SPY×FAMILY(12/21 11:00より販売)」や「トトロ」、「平成フラミンゴ(12/19 11:00より販売)」、さきほどの「VIVANT」などの話題になったコンテンツのスタンプもたくさんあるのが魅力です。文字なしや、語彙力のない涙のスタンプなど、今年のトレンド表現を入れているスタンプも多く、お正月はもちろんそれ以降も楽しめるので、ぜひいろいろなスタンプをダウンロードして使っていただけると嬉しいです。
倉田・荒木:
ぜひ本日紹介したスタンプを使って、友達やご家族とのコミュニケーションを楽しんでください!
・「あけおめスタンプ2024」特集ページ(スマートフォンのみで確認可能です)
取材日:2023年11月17日
※本記事の内容は取材日時点のものです