研究開発

情報技術社会の発展へ貢献するために、研究開発や、OSS(オープンソースソフトウエア)の開発などオープンイノベーションの推進を行っています。

LINEヤフーの研究開発

当社のミッションは「WOW」なライフプラットフォームを創り、日常に「!」を届ける。 というものです。「WOW」や「!」はそれぞれLINEとヤフーが大切にしてきた価値観を象徴するキーワードです。

どちらもユーザーの皆様に想像を超える体験や新たな感動をお届けしたい、という思いを表しています。

わたしたちR&D部門としては、データやAIを活用して新たな体験を提供していきたい、という意欲で取り組んでいます。 あわせて、論文発表やオープンソース、データセットの公開といった形でその成果を積極的に社会に広く共有する方針をとっております。

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研究がサービスに結びついた事例

Yahoo!オークションの規約違反出品パトロール機能のための視覚言語モデル構築

オークションプラットフォームの健全性を担保するために、出品物に対する詳細なガイドラインがあります。これを効率化するために一部自動審査を導入しています。一方で出品物は多岐に及ぶため技術の進化が必要な状況でした。従来の一つひとつの対象カテゴリに対して違反出品を判別するモデルを構築する方法ではスケールせず課題となっていましたが、これに対し画像と言語(単語・文章など)を対応づける基盤モデルを開発しており、順次自動審査の枠を拡大していっています。なお、オークションのみならず、その他のユーザ入稿や審査業務にも応用範囲を広げています。このように、最近の生成AIの一部でもある技術の研究開発とその実応用を強化しています。

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カメラ検索

LINEヤフーでは、独自のAIモデルやベクトル検索技術などを利用してカメラ検索というプロダクトを複数のサービスで導入しています。例えば、カメラで撮影した画像からAIモデルを用いて画像の特徴を表すベクトルデータを抽出し、ベクトル検索技術を用いて検索することで類似する画像を検索できます。

カメラ検索は、撮影した画像やスマートフォンに保存されている画像から、似ている商品・有名人・画像などを検索できる機能です。言葉で検索しにくいデザインやアイテムを探したり、名前のわからない有名人、自分や周りの人と似ている有名人を探したりすることができます。

Yahoo!ブラウザーの「カメラ検索」では、独自AIにより自動車の年式も識別が可能です。LINEヤフーグループ内サービスのCarview!のデータも利用することで、より網羅性をあげています。このように、LINEヤフーでは、研究開発とサービスや事業が相互に補完しながら、進化をさせています。

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Yahoo!マップおよびカーナビにおける音声案内

日本語の自然な音声合成に関する研究開発を進めてきましたが、それをオンデバイス(スマートフォンなど)で動作できるレベルに小型化する研究開発を進めています。

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オーディオブックにおける自動音声読み上げ

日本語の自然な音声合成に関する研究開発をオーディオブックの構築にも応用しています。

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タップ成功率を可視化するUXツール「Tappy」公開

「Tappy」公開ボタンやリンクを選択するときのタップ座標分布を推定するモデルを作り、URLを入力するだけでそれら正確にタップできる確率を算出するツール「Tappy」を2024年1月にリリースしました。このツールでは、スマートフォンのWebページのリンクやボタンなどのタップ可能なUI要素を自動で検出し、その大きさに基づいてタップ成功率を推定しています。機種によってスケールという値とピクセル解像度(pixels per inch、PPI)が違って、実際に見て触れる物理的なUI要素サイズが変わってきます。その差異も自動で計算して何%の確率でタップが成功するかの判定を行います。LINEヤフーが提供するサービスの改善に利用されています。また、ウェブページの使いやすさの向上には、制作者が定量的な数値をもとに分析を行い、比較議論するものですが、その際の材料となるべくTappyを公開しています。

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読みやすい文字と行間の適切な大きさを科学的に検証しYahoo!ニュースに適用

フォントプロパティの選定は、デザイナーの感性に依存する部分も大きく、またOSやブラウザが提供するものは、英語をベースに展開されており日本語には最適化の余地があると思われました。大規模な実験を実施し得られたデータを統計解析することで、より多くの人にとって読みやすい日本語フォントプロパティを明らかにできるのではないかと考えました。

クラウドソーシングを用いた大規模な予備実験にて、1,080人の実験参加者から集めた6,480件のデータを統計的に解析し、文字と行間の大きさの組み合わせによってどの様な感じ方の違いがあるかインタラクションが専門の大学研究室と共に分析しました。その結果、視覚的バランスの良い組み合わせ、心理的負荷が低い組み合わせが明らかになりました。

この分析結果を用いてYahoo!ニュースで実証実験を実施し、読みやすさがサービスのKPIにどの様な影響を与えるのか分析を行ったところ、視覚的にバランスが良く心理的負荷が低い文字と行間の大きさでは、滞在時間を伸ばし、回遊性を高めページビューを有意に増加させるなど、サービスのKPIに貢献することが確認されました。これらのことから本成果はYahoo!ニュースに適用されることとなり、小さな体験を改善するというデザイン手法が、サービスの大きな体験やKPIを改善する可能性が示された例となりました。

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生体認証デバイスなどを利用して安全なログインを実現する規格「FIDO2」に対応

ヤフー(当時)は、シンプルで堅牢な認証の標準化を推進する業界団体FIDOアライアンスの規格「FIDO2」の認定を、2018年8月に世界で初めて開催されたFIDO2認定テストにおいて取得しました(国内企業では唯一)。2018年10月にAndroidデバイスのGoogle Chromeブラウザーで、2020年12月にはiOSデバイスのSafariブラウザーで、Yahoo! JAPANのサービスに指紋認証などの生体認証を使用してログインできるようになりました。Android、iOS向けともに、コンシューマー向け商用サービスへのFIDO2認証方法の導入は世界初です。

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LINEスタンプサジェスト機能のためのスタンプタグ付け

ユーザーの会話の内容に適したスタンプが推薦されるスタンプサジェスト機能の実現にはスタンプに正しいタグがつけられていることが重要ですが、人手で入力すると入力者の感性に応じてばらつきが生じてしまいます。このため、映像言語モデルを開発し、自動タグ付けをしています。

あいまい検索

LINE(当時)では、ユーザーの入力間違いがあったとしても意図にあった情報抽出をできるようにするために、あいまい検索のライブラリを継続的に開発してきました。その開発成果は出前館の検索の他、スタンプサジェスト機能(sftrie)にも活用されており、ユーザーニーズにマッチした結果を提示できることで、ユーザー体験向上に寄与しています。

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OCR

LINE(当時)では、高精度なOCRの開発を推進し、このエンジンを業務文書の自動読み取りなどに活用する「CLOVA OCR」を2019年7月より提供開始しました(2023年4月1日以降、事業承継先の関連会社「ワークスモバイルジャパン」より提供中)。また、2021年には国立国会図書館が保有する資料のOCRテキスト化プロジェクトにも採用されています。

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コールセンターの自動化

音声認識・合成の技術開発成果は、コールセンターの自動化などに活用されています。ユーザーの問い合わせを高精度に聞き取るのみならず、それを適切なアクションに振り分け処理をしつつ、その結果を聞き取りやすく親しみが持てる音声で発話して返すというところに活用されています。この成果は、電話応対AIサービス「LINE AiCall」として、提供しています。

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研究成果の積極的な発信

LINEヤフーの先進技術を支える存在として、LINEヤフー研究所は次世代インターネット関連技術の研究開発に取り組んでいます。

研究成果は国内外の学会で発表をし、2024年の発表数は国際学会85本、arXiv.org30本、国内学会71本となっています。研究領域は、主に自然言語処理、音声処理、画像処理、情報検索、機械学習、データサイエンス、セマンティックウェブ、セキュリティ・プライバシー、インタラクション、クラウドソーシング、マルチモーダル、生成AI等です。

2024年の主な発表事例

AAAI 2024 2 MobileHCI 2024 1
ICASSP 2024 8 IPIN 2024 2
CHI 2024 3 UbiComp 2024 1
PerCom 2024 3 CIKM 2024 2
CVPR 2024 2 ISS 2024 2
IJCAI 2024 1 SIGSPATIAL 2024 3
INTERSPEECH 2024 8 NeurIPS 2024 4
ECCV 2024 2 EMNLP 2024 1

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特許出願を行った研究所の論文

LINEヤフー研究所が発表した論文から、多くの特許が生まれています。以下に、その一覧をまとめました。

年度 論文、OSS名 区分
2024 Understanding the Gap between Forecast Accuracy and User Perceptions: Case Study of Japanese Weather Apps INTERNATIONAL
2024 Towards Recognizing Hover Inputs using Corneal Reflection Images Captured by Smartphone Front Camera INTERNATIONAL
2024 Symbiosis Indoor Location Tracking: Estimating User Trajectories with Passerby Data INTERNATIONAL
2024 Investigation of Smartphone Grasping Posture Detection Method Using Corneal Reflection Images through a Crowdsourced Experiment INTERNATIONAL
2024 ScreenConcealer: Privacy Protection System with Visual Masking for Screen Sharing INTERNATIONAL
2024 Detecting Ambiguous Utterances in an Intelligent Assistant INTERNATIONAL
2024 Enhancing 360-Degree Feedback Fairness: Addressing Reviewer Bias Using Bradley-Terry Model INTERNATIONAL
2024 Enhancing Readability with Target-Aware Double-Tap-to-Zoom Technique for Mobile Devices INTERNATIONAL
2024 スマートフォン用ウェブページとアプリにおけるタップ成功率推定ツールTappyの実用化 DOMESTIC
2024 ユーザの自然なインタラクションに基づく操作ミス推測 DOMESTIC
2024 Symbiosis Indoor Location Tracking:  Estimating User Trajectories with Passerby Data INTERNATIONAL
2024 Target-Aware Double-Tap-to-Zoom Technique for Mobile Devices INTERNATIONAL
2024 Detecting and Recovering from Human Errors using Multimodal Sensor Data Obtained by Smartphone INTERNATIONAL
2024 Leveraging Screen-integrated Speakers for Hand-pose Recognition in Mobile Interfaces INTERNATIONAL
2023年以前の論文
年度 論文、OSS名 区分
2023 Boosting Feedback: A Framework for Enhancing Ground Truth Data Collection INTERNATIONAL
2023 Enhancing Indoor Altitude Estimation on Smartphones: Resolving Ventilation Fan Effects INTERNATIONAL
2023 Single-tap Latency Reduction with Single- or Double- tap Prediction INTERNATIONAL
2023 Large-scale Estimation and Analysis of Web Users' Mood from Web Search Query and Mobile Sensor Data INTERNATIONAL
2023 社内コンペティションによる閉店拠点の予測 DOMESTIC
2023 景観画像と地理的特性を考慮した都市における雰囲気の定量化 DOMESTIC
2023 Eye-tracking AD: Cutting-Edge Web Advertising on Smartphone Aligned with User’s Gaze INTERNATIONAL
2023 Camera-Based Position Estimation using Frequency-Multiplexed Luminance Gradient INTERNATIONAL
2023 検索クエリにおける共起情報を活用した非曖昧ドメイン固有語辞書の構築: ランドマークの事例 DOMESTIC
2023 知的対話アシスタントにおける意図が曖昧な発話の検出 DOMESTIC
2022 ReflecTouch: Detecting Grasp Posture of Smartphone Using Corneal Reflection Images INTERNATIONAL
2022 公開鍵暗号に基づく認証機能を提供するマイクロサービス DOMESTIC
2022 Evaluation of Grasp Posture Detection Method using Corneal Reflection Images through a Crowdsourced Experiment INTERNATIONAL
2022 多様な行動を証明する検証可能な証明書システム DOMESTIC
2022 Robust Adaptive Noise Canceller Algorithm with SNR-Based Stepsize Control and Noise-Path Gain Compensation INTERNATIONAL
2022 ReflecTouch: 角膜反射像を利用したスマートフォンの把持姿勢推定 DOMESTIC
2022 画面共有時に意図せず含まれるプライベートな情報の調査とその視覚的隠蔽のためのシステム提案 DOMESTIC
2022 ShiftTouch: Extending Touchscreens with Passive Interfaces using Small Occluded Area for Discrete Touch Input INTERNATIONAL
2021 Related Entity Expansion and Ranking Using Knowledge Graph INTERNATIONAL
2021 Context-Free TextSpotter for Real-Time and Mobile End-to-End Text Detection and Recognition INTERNATIONAL
2021 角膜反射を利用したスマートフォンの把持姿勢推定 INTERNATIONAL
2021 ShiftTouch: Sheet-type Interface Extending Capacitive Touch Inputs with Minimal Screen Occlusion INTERNATIONAL
2021 LightTouch: 画面発光をタッチ入力に変換するタッチスクリーン用ガジェット INTERNATIONAL
2021 ShiftTouch: 微細なタッチ座標制御によりタッチパネルの入力を拡張するシート状インタフェース INTERNATIONAL
2021 複数意図のエンティティクエリに対する絞り込み検索のためのクエリ生成法の提案 INTERNATIONAL
2021 位置情報を利用した動的な質問による認証の提案 DOMESTIC
2021 ドライビングシミュレータにおけるカーブ走行時のカーブ半径と道幅が運転に及ぼす影響の調査 DOMESTIC

オープンイノベーションの推進

LINEヤフーの開発成果や、社内から生まれた知的財産は、情報技術社会の発展へ貢献するため、OSS(オープンソースソフトウエア)などの形で社外へも公開し、さまざまな場面で活用いただいています。健全な市場形成を促していくことで、LINEヤフーの将来の発展にも寄与していきます。

OSSデベロッパー認定制度

LINEヤフーが戦略的に採用しているOSS(オープンソースソフトウエア)に対し、デベロッパーを認定。対象OSSの開発時間を業務扱いとしたり、対象OSS開発や関連する活動について年間100万円を上限とした活動予算枠を付与したりするなど、OSSコミッターとして活動できる環境を提供しています。

Figmaプラグイン

ページ内で前述のTappyFigmaスマートフォンのウェブページをFigmaでデザインする際に、ボタンやリンクなどの大きさを分析し、タップの成功率を表示するFigmaプラグイン「Tappy」を公開しています。

LINEヤフーが長年開発を続けているスマートフォン用ウェブページの開発時に、多くのみなさまの課題解決になるよう、研究結果をオープンに広げるような取り組みを推進しています。

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ベクトル近傍検索技術による類似商品画像検索

LINEヤフー研究所が研究開発したベクトル近傍検索技術を利用した類似商品画像検索が、Yahoo! JAPANアプリ、Yahoo!ショッピングアプリ、Yahoo!ブラウザでご利用頂けます。

この類似商品画像検索では、Yahoo!ショッピングの商品画像から商品だと思われる領域を検出して検索対象とし、その領域から商品の特徴を表すベクトルデータを抽出します。そのベクトルデータを高速に検索するためにベクトル近傍検索技術(NGT)を利用して検索用のインデックスを生成します。このインデックスを用いて、Yahoo!ショッピング内の商品画像やカメラで撮影した画像をクエリとして類似する商品を高速に検索できます。

ベクトル近傍検索技術(NGT)は、テキスト、画像、商品・ユーザーデータなど、さまざまなデータから抽出した特徴量(ベクトルデータ)を、高速に検索できるソフトウエアであり、OSSとして公開しています。

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LINEサービスは、多くのサービスでオープンソースを使用しています。また、社内の開発者によるオープンソースへのコントリビュートも企業として奨励し、一部の内製システムをオープンソースとして公開しています。さらには、オープンソースコミュニティの一員として、この巨大なエコシステムと共生するため、コントリビュートや公開だけでなく、著名な関連非営利団体であるApache Software Foundationへの支援も行っています。

類似文字列検索ライブラリResemblaをオープンソースとして公開

類似文字列検索(近似文字列照合)ライブラリとして「文字列の性質に合わせた尺度の選択と組み合わせによる品質の改善」と、「候補の絞り込みとコーパスの前処理による速度の向上」の2点を主眼においた開発がされているResemblaをOSS(オープンソースソフトウェア)として公開しました。

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軽量な日本語言語モデルLINE Distil BERTをオープンソースとして公開

近年脚光を浴びる言語モデルですが、実用面においてはモデルの規模が課題になります。一方でモデルの寄与は滑らかな対話生成の観点から重要であり、このトレードオフを解決するために大規模なモデルを蒸留(Distillation)する方法が提案されてきました。LINEでもそのような開発をしており、その成果の一部をOSSとして公開しています。

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外部パートナーとの協働

LINEヤフーでは、企業や大学、研究機関などさまざまな分野のパートナーのみなさまと協働し、お客さまの生活をより便利に、そして豊かにしていくとともに、社会課題の解決に取組んでいきます。

災害時の検索データを分析し、情報提供に役立てるLINEヤフーとNHKの共同研究

LINEヤフーが提供している検索において、ユーザーの検索行動は、今困っていることを調べる行為だからこそ、検索データにはそこにいる人が直面する課題や困りごとが凝縮されています。大雪や台風などの災害時の検索データを分析し、迅速かつ適切な情報提供に役立てるため、LINEヤフー研究所ではNHKと共同研究を実施しました。

研究では、大雪の影響で起きた立往生や台風の被害状況について、平常時と比べた混雑状況や検索ワードを分析し、地域ごとの特徴や災害時に必要とされる情報の傾向を探っています。

LINEヤフー研究所は、災害発生時などに検索データを分析し、仮説を立て、NHKが持つ特派員のネットワークで現地でインタビューを行い、リアルな視点で検証を行うという、いい枠組みとなりました。

この研究を通じて、ユーザーの生活に根ざした災害情報、自分ごと化できる情報を届けられる「パーソナライズド避難スイッチ」の実現を目指しています。LINEヤフーではさまざまなサービスで災害や減災につながる情報提供を行っていますが、それらのサービスを通じて、本当に避難すべき時に避難できなかった、危機を感じられなかったということのないように、一人でも多くの方に最適な情報を届けられるサービスへとつなげていきたいと思っています。

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ヤフー(当時)、大学と連携、スマートフォンの持ち方をカメラで推定する手法を開発

ヤフー株式会社(当時)と慶應義塾大学、東京工科大学は、スマートフォンのフロントカメラ(インカメラ)で撮影された顔写真を使用し、角膜反射像を機械学習で分類することで、スマートフォンの持ち方などを推定する新しい手法を開発しました。

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LINE(当時)と大阪大学が共同で「LINE Virtual Human 共同研究講座」を開設

LINE(当時)は大阪大学と2023年3月1日に共同研究講座設置に関する契約書を締結し、バーチャルキャラクターの研究開発を促進する「LINE Virtual Human 共同研究講座」を設置しました。本研究講座は仮想空間であるメタバースなどで注目されるバーチャルキャラクターの研究開発を推進するプロジェクトであり、ユーザーの誰もが自由にバーチャルキャラクターを扱える世界を目指す活動を行います。

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LINE(当時)、NAVERと共同で、日本語に特化した超巨大言語モデルを開発 新規開発不要で、対話や翻訳などさまざまな日本語AIの生成を可能に

LINE(当時)はNAVERと共同で、日本語に特化した超巨大言語モデル開発と、その処理に必要なインフラ構築についての取り組みを2020年に発表しました。超巨大言語モデル(膨大なデータから生成された汎用言語モデル)は、AIによる、より自然な言語処理・言語表現を可能にするものです。
2022年の時点で、820憶パラメーターの日本語に特化した基盤モデルの構築に成功しており、このモデルは学習データとして5000億トークン以上の日本語を中心としたテキストを利用しています。これは公表されている日本語をベースにした言語モデルのパラメーター量や学習データ量としては世界最大の規模です。今後も学習データ量やバラメーター数などを向上し性能を改善する予定です。

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過去の受賞歴

2024年度

受賞名※ 主催団体 対象企業※
文部科学大臣表彰 科学技術賞(開発部門) 文部科学省 LINEヤフー株式会社
山下記念研究賞 情報処理学会 LINEヤフー株式会社
MIRUインタラクティブ発表賞 MIRU2024 LINEヤフー株式会社
Best Poster Award 受賞 UbiComp / ISWC 2024 LINEヤフー株式会社
CSS学生論文賞 受賞 情報処理学会 LINEヤフー株式会社
卓越した技能者(現代の名工) 受賞 厚生労働省 LINE株式会社
情報処理技術研究開発賞 情報処理学会 ヤフー株式会社
特選論文 受賞 情報処理学会 ヤフー株式会社
IPSJ/ACM Award for Early Career Contributions to Global Research 受賞 情報処理学会/ACM ヤフー株式会社
インタラクティブ発表賞(PC推薦) 受賞 情報処理学会 ヤフー株式会社
2023年度
受賞名 主催団体 対象企業
第81回UBI研究会で優秀論文賞 情報処理学会
LINEヤフー株式会社
特選論文 情報処理学会
LINEヤフー株式会社
2023年度業績賞 電気科学技術奨励会
LINEヤフー株式会社
第80回UBI研究会で優秀論文賞 情報処理学会
LINEヤフー株式会社
Best Paper Honorable Mention Award Interactive Surfaces and Spaces Conference
LINEヤフー株式会社
CSS2023奨励賞 情報処理学会
LINE株式会社
MIRU2023でMIRU優秀賞 情報処理学会
ヤフー株式会社
第78回UBI研究会にて優秀論文賞 情報処理学会
ヤフー株式会社
2022年度業績賞 電子情報通信学会
ヤフー株式会社
2022年度末松安晴賞 電子情報通信学会
ヤフー株式会社
DEIM2023で最優秀論文賞 日本データベース学会
ヤフー株式会社
文部科学大臣表彰 科学技術賞(開発部門) 文部科学省
ヤフー株式会社
2022年度
受賞名 主催団体 対象企業
粟屋潔学術奨励賞 音響学会
LINE株式会社
上林奨励賞 日本データベース学会 LINE株式会社
DEIM 2023で優秀論文賞 日本データベース学会 ヤフー株式会社
第76回UBI研究会にて優秀論文賞 情報処理学会 ヤフー株式会社
芸術科学会論文誌 第20巻論文賞 芸術科学会 ヤフー株式会社
第42回事例研究賞 日本オペレーションズ・リサーチ学会 株式会社ZOZO NEXT
山下記念賞 情報処理学会 ヤフー株式会社
電子情報通信学会功績賞 電子情報通信学会 ヤフー株式会社
JSAI2020 優秀賞 人工知能学会ヤフー株式会社
2021年度
受賞名 主催団体 対象企業
2021年度情報処理学会業績賞 情報処理学会
ヤフー株式会社
NLP2022にて言語資源賞 言語処理学会 ヤフー株式会社
山下記念賞 情報処理学会 ヤフー株式会社
WISS 2021にて最優秀発表賞 日本ソフトウェア科学会 ヤフー株式会社
第69回電気科学技術奨励賞 電気科学技術奨励会 ヤフー株式会社
CSS優秀論文賞およびUWS論文賞 情報処理学会 ヤフー株式会社
DEXA2021にてBest Paper Award DEXA カンファレンス ヤフー株式会社

会社名、役職名、部門等は受賞当時のものです。

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