LINEヤフーと田島山業株式会社(以下、田島山業)は、田島山業が保有する森林由来のJ-クレジット(※1)を10年間売買し、毎年1,500トンのCO2吸収量を取引する契約を2023年12月に締結しました。
本契約を通じて「より豊かな森林の育成」に取り組むことで、「持続可能なCO2削減」「土砂災害の防止」「生物多様性の保全」の環境保全等の取り組みにつなげていくことを目指しています。
LINEヤフーでは、クレジットを購入するだけでなく、クレジットが生まれるプロセスにも関わっていきたいとの考えから、実際に森へ足を運び、CO2削減や森の保全、動植物の保護等に関わる活動に取り組んでいます。
2024年9月には植樹イベント「持続可能な未来に向け、豊かな森を育成するプロジェクト」を実施し、田島山業の保有する森林「みんなの森(※2)」にて生物多様性等に関する講義を開催するとともに、植樹活動や生態調査を行いました。
※1 J-クレジット制度とは、省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO2等の排出削減量、適切な森林管理によるCO2等の吸収量を「クレジット」として国が認証する制度のことです。この制度により創出されたクレジットは、経団連カーボンニュートラル行動計画の目標達成やカーボン・オフセットなど、さまざまな用途に活用できます。
参考:環境省、経済産業省「J-クレジット制度について」(外部サイト)
※2 田島山業「みんなの森」の一部は、環境省が認定する「自然共生サイト」であり、田島山業はその所有者・管理者、LINEヤフーはその支援者として生物多様性の保全を推進しています。
2024年9月:持続可能な未来に向け、豊かな森を育成するプロジェクト(大分県) | |
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苗木の植樹 |
地域の在来樹種から生物多様性を保全する観点で苗木を選定し、コナラやエノキ、ヤマザクラなど合計100本の植樹を行いました。
<植樹の内訳> ![]() 植樹のようす |
生物調査 |
株式会社バイオーム(以下、バイオーム)が提供するいきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)(※3)」を使った生物調査を実施し、ツチアケビやイタドリ、サワガニなど、約 100 種(※4)の生物を発見しました。
<発見した生物の例>
※3 撮影した動植物の写真から自動で名前を判定する「いきもの名前判定AI」を備えるアプリ ![]() 生物調査のようす ![]() 左から順にツチアケビ、イタドリ、サワガニ |
生物多様性等に関する講義 |
バイオームの社員の方に、生物多様性が損失している事実や、それに対する社会・経済の動向、そしてバイオームが行っていることなどについての講義を開催いただきました。 ![]() 講義のようす |
今後も、未来へ地球環境を繋いでいくパートナー、田島山業とともに、サステナブルな社会の実現を目指して取り組んでまいります。
2024年11月更新