見た目は小さな変化でも。LINE公式アカウント認証バッジをよりわかりやすくリニューアルした理由

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ソヨンと海老原のバストショット。2人は両手でテーブル中央に置かれた緑色のアイコン型オブジェに触れている。左下には「LINEヤフーストーリー」という文字が表示されている。

「このアカウント、信頼していいかな?」「似た名前のアカウントが複数あって迷う...」
LINEで届く情報が増える中で、そんなふうに感じたことはないでしょうか。

4月1日、LINE公式アカウントの認証バッジをリニューアル。これは単なるデザイン刷新ではなく、「信頼をどう伝えるか」を見直し、ユーザーがより安心して情報を受け取れるようにするための取り組みです。リニューアルを担った2人に、その背景と狙いを聞きました。

海老原の写真
海老原 健吾(えびはら けんご)
2005年に旧ヤフー株式会社へ新卒入社。検索事業のエンジニアとしてキャリアをスタート。その後NAVER株式会社に転職し検索領域のプロダクトマネージャー、2017年からLINE公式アカウントのプロダクトマネージャーとして、アカウント作成やメッセージ、分析、課金などのコア機能の企画を担当。現在はその領域の企画チームリーダー。これまでの検索領域での経験を通じて、ユーザーがどのようなタイミングで何を求めているのかを読み解く視点を培い、現在のプロダクト設計にも生かしている。
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朴 昭穎(パク ソヨン)
2020年に旧LINE株式会社へ新卒入社。入社当初から一貫して認証領域に携わり、申請フローの改善や案内設計の見直しなどを通じて、より使いやすい仕組みづくりに取り組んできた。その後、友だち追加などLINE公式アカウント全体の機能にも関わる中で、認証の有無がその後の活用やコミュニケーションに影響することを実感。こうした経験が、今回のリニューアルにもつながっている。

なぜ今、「認証バッジ」を見直したのか

アカウント種別の変更前と変更後の違いを示した図。未認証アカウントには灰色の盾に星のアイコン、認証済アカウントには濃い色の盾に星のアイコン、プレミアムアカウントには緑色の盾に星のアイコンが付いている。

国内の認証済アカウントは緑色のチェックマークに統一

――正直、気づかない人も多そうな「ささやかな変更」ですが、今回あえて見直した理由を教えてください。

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LINE公式アカウントの認証制度は、以前からありました。ただ、バッジの種類やアカウントの区分が複数あり、ユーザーにとっては少しわかりづらい状態だったんです。
たとえば色で区別してはいたものの、「この色は何を意味しているのか」が直感的には伝わりにくい面もありました。

そこで今回、ぱっと見ただけで「認証されているアカウントだ」とわかるよう、よりシンプルで直感的な形に見直しました。
複数あった認証の区分も整理し、「認証ステータスは認証バッジの有無だけ確認すればOK」となっています。

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ユーザーにとって大切なのは、「この企業や団体が実在していて、規約やガイドラインに従って運用しているアカウントかどうか」です。
たとえば飲食店や美容室であれば、店舗の住所などの情報も含めて確認しています。 そうした意味で、認証バッジは「より安心して利用できるアカウント」である一つの目安になります。
バッジをわかりやすく統一することで、視認性が上がり、安心感にもつながると考えました。

また、LINE公式アカウントは3月末から4月にかけて新年度に合わせて始める企業や店舗が多いため、そのタイミングに合わせてリリースできたのは良かったと思っています。

海老原のバストショットです。短い黒髪で眼鏡をかけ、白と黒のチェック柄シャツを着用している。やや横を向きながら口を開き、話している様子。

「ひと目でわかる」ための設計

――一見シンプルな変更に見えますが、進める中で大変だったことはありますか?

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一番大変だったのは、対象となる画面の数が非常に多かったことです。トークルームや友だちリスト、プロフィールといったエンドユーザーが目にする部分だけでなく、LINE公式アカウントを管理するオーナーさん向けの画面にもバッジが数多く存在しているんです。

スマートフォンだけでなく、PCや管理画面も含めると、全部で100近い画面が対象になりました。それぞれ担当する開発チームも異なるため、4月1日に一斉に切り替えるための調整はかなり大変でした。

――100画面! そんなにあるんですね!

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そうなんです。実際に洗い出してみて、「ここにもあったんだ」と気づくことも多くて。抜け漏れがないように確認するのも大変でした。

――今回、色だけでなくマーク自体も変更されていますが、デザイン面でこだわった点はありますか?

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デザイナーと何度も検討を重ねる中で、最も重視したのは「直感的なわかりやすさ」です。説明がなくても、見ただけで「これは認証されているアカウントだ」と伝わることを大切にしました。
そのため、一般的にも広く認識されているチェックマークを採用しつつ、LINE公式アカウントのロゴとして使ってきた盾のモチーフを組み合わせ、意味が自然に伝わるデザインにしています。

緑色のアイコンデザイン案が並べられたイラスト。

デザイン検討段階のラフ案

――ユーザーや、LINE公式アカウントを運用している方からの反応はいかがですか?

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これまで「プレミアムと認証済のアカウントって何が違うの?」という質問をいただくことが多かったのですが、今回の統一によって、その点はかなりわかりやすくなったと感じています。
また、未認証アカウントにもバッジが付いていたことでわかりづらい部分もありましたが、リニューアル後の問い合わせの減少が期待されます。そして、ユーザーにとってはアカウントの信頼性を判断する手間が減るというメリットを実現できているのではないかと思います。

さらに、告知直後の新規アカウントの認証申請数はそれまでの2~3倍に増えました。想定以上の反応で、うれしかったですね。

ソヨンのバストショット。両手をテーブルの上で重ね、やや横を向きながら微笑んで話を聞いている様子。

LINE公式アカウントは、飲食店や美容室など、実店舗を持つお店から、オンラインストア、自治体、教育機関まで、本当に幅広い分野で使っていただいています。

認証アカウントの見分け方と、ユーザーができること

――今回のリニューアルを経て、さらに取り組んでいきたいことはありますか?

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認証バッジはあくまで「実在するサービスであり、規約やガイドラインに従って運用しているアカウントなのかを確認しています」という一つの目安です。そのため、公式アカウントと個人アカウントの違いをよりわかりやすくしたり、LINE IDの表示を強化したりと、ユーザーが安心して判断できる情報を増やす取り組みも進めています。

より安心して使っていただくためには、認証バッジだけでなく、LINE IDやプロフィール、掲載されている情報などもあわせて確認していただくのがおすすめです。

スマートフォンの画面に表示されたカフェの公式アカウントページのイメージ。上部にはラテアートが描かれたコーヒーカップの写真が大きく表示されている。アカウント名は「Brown Cafe」で、右側には緑色の盾にチェックマークが付いた「認証済」の表示が赤枠で強調されている。
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特に大事なのは、友だち追加のタイミングです。プロフィール画面では、認証済かどうかが明確にわかるようになっているので、追加する際にそこで確認するのが一つの判断ポイントになります。
あわせて、プロフィールに掲載されている情報や投稿内容なども確認すると、より安心して判断できます。

トークルーム画面とトークメニュー画面の比較を示した画像。上部左に緑色の見出しで「トークルーム」、上部右に「トークメニュー」と書かれている。左側には「CONI Restaurant」というアカウントとのトーク画面が表示され、アカウント名の左に緑色の盾とチェックマークの認証バッジが付いている。

トークルーム画面の右上にあるメニューボタンから遷移したトークメニューに、LINE公式アカウントのIDを表示

LINE公式アカウントが目指す「信頼」とこれからのコミュニケーション

――情報があふれる中で、LINEから受け取る情報も増えています。今後、プラットフォームとしてどのような取り組みを進めていきたいと考えていますか?

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ユーザーが受け取る情報はさらに増えている中で重要なのは、企業とユーザーの間で、安心してコミュニケーションが取れることです。

アカウント認証は、「この企業や団体が実在している」と確認していただくための重要な仕組みの一つです。そうした安心感を土台に、メッセージ配信やチャットを通じて、より気軽にやり取りができる環境をつくり、関係性を深めていきたいと考えています。

――では、LINE公式アカウント認証を検討している方へメッセージはありますか?

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認証はぜひ積極的に活用していただきたいですね。認証されることで検索や表示の面でも見つけてもらいやすくなり、ユーザーにとっても安心感につながります。 申請も無料で、企業や団体の情報を登録することで進められる仕組みなので、思っているほどハードルは高くありません。まずは気軽に申請していただければと思います。

: ソヨンさんと海老原さんがテーブルを挟んで向かい合って座っている写真。

――審査で特に意識している部分はありますか?

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厳密な確認を行っており、申請いただいた情報をもとに、その企業や団体が実在するかどうかを、複数の情報源を使って確認しています。
さらに、その企業に所属する方が実際に申請しているかどうかについても、メールなどを通じて確認しています。こうしたプロセスを通じて、「実在していること」と「正しい申請であること」を担保しています。

ソヨンの写真

新しいサービスなどは情報が少ない場合もあるため、審査チームがさまざまな情報を調べながら確認しています。認証は間違いが許されない領域なので、できるだけ慎重に行うことを大切にしていきたいと思っています。

ソヨンさんのバストショッ。やや横を向き話している様子で、真剣な表情を浮かべている。

――最後に、認証バッジを今後どのようにユーザーに届けていきたいと考えていますか?

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今後は、認証バッジそのものの認知をさらに広げていきたいと考えています。現状では、意識して見る方もいれば、まだ気づいていない方も多いと感じています。 単に知ってもらうだけでなく、「このバッジがあれば安心できる」と自然に判断してもらえる状態をつくっていきたいですね。

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ユーザーにも企業にも、このバッジの存在が当たり前になることを目指しています。そのため、たとえば友だち追加の画面などで、認証済であることに自然と気づいてもらえるような見せ方も工夫していきたいと考えています。

認証は、安心してつながるための入口です。
ただ、その先の関係性は、企業や団体それぞれのコミュニケーションにかかっています。
ユーザーにとって価値のある情報を届け続けることで、関係性は自然と深まっていきます。私たちも機能面でしっかりサポートしていきますので、よりよいコミュニケーションを築いていっていただければと思います。

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取材日:2026年4月14日
文:LINEヤフーストーリー編集部 撮影:日比谷 好信
※本記事の内容は取材日時点のものです

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