初心者キャンパーの第一歩に! キャンプコーディネーターが教えるAI活用

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砂地のキャンプ場で、女性がアウトドア用のローチェアに腰掛けて微笑んでいる写真。女性はカーキ色のキャップと丸眼鏡を着用。背後には緑色のテントが設営され、前方の木製ローテーブルにはケトル、バーナー、緑色のマグカップが置かれている。

生成AIが身近になるなかで、AIは調べものを助けるだけでなく、「気になっているけれど、まだ踏み出せていないこと」の入口を支える存在にもなりつつあります。

今回は、ライターの紡もえさんに「AI×キャンプ」というテーマで、初心者でも取り入れやすいAIの使い方や、実際に役立つシーンを探っていただきました。
「キャンプをしてみたいけど...何から始めればいいかわからない」という不安も、AIと一緒なら少し軽くなるかもしれません。

デスクワークで室内にこもりきりの毎日。外出は通勤と休日の繁華街へのおでかけくらい。そんな日々を繰り返していると、ふと思うことがあります。

自然の中でのびのび、思いっきり深呼吸した~い!

欲求をAIにぶつけてみたら、こんな答えが返ってきました。

「キャンプなんてどう?」

いいかもしれない、でも初心者には難しそうな気も。AIに教えてもらいたいけど、何から聞いていいのかわかりません。そこで今回はキャンプコーディネーターのこいしゆうかさんに、キャンプでのAI活用についてお話を伺います。

やってきたのは埼玉県にある「かわせみ河原キャンプ場」。川のせせらぎを聞きながら奥に進むと、こいしさんがかわいらしい愛車のそばで待っていました。

車の前に立つこいしさんの写真。背後には淡いグリーンの車があり、屋根にはルーフキャリアが取り付けられている。背景は屋外の空き地のような場所で、落ち着いたアウトドアの雰囲気が感じられる情景。
こいしさんの写真
こいし ゆうか
漫画家・キャンプコーディネーター
「女子キャンプ」や「徒歩キャンプ」などの第一人者。誰でも気軽に楽しめるライトなキャンプを提唱している。著書「まるっと始めるキャンプ読本」KADOKAWA などがある。
紡さんの写真
紡 もえ
都内在住のインタビューライター。休日は家にひきこもりがちで、アウトドアを楽しむ生活への憧れがある。

天気把握はAIが優秀! 道具調達は人の手も借りよう

車の後部ハッチを開けた前で、こいしさんが立ちながら左手の人差し指を上げている写真。車内には木製の棚が設置され、チェック柄のブランケットや黄色のバッグ、カーキ色の収納袋、箱入りのランタンなどのキャンプ道具が整然と積まれている。
紡さんの写真

今日はよろしくお願いします。荷台に入っているのが愛用のキャンプ道具ですか? キャンプって大荷物のイメージがあるのですが、とってもコンパクトにまとまっていますね!

こいしさんの写真

ひとりキャンプならこれで十分ですよ!
今日はインターチェンジに近い場所なので車に詰めてきましたが、電車で行けるキャンプ場に泊まるときはリュックで背負えるくらいコンパクトにまとめてます。
テントは私がデザインと企画を担当した「パンダライト」を持ってきました。これなら設営も簡単。ちょっと実際に設営してみましょうか。

屋外の地面にしゃがみ込み、こいしさんがハンマーでテントのペグを打ち込んでいる写真。

~10分後~

屋外のキャンプ場で、こいしさんがテントの前に置かれたアウトドアチェアに座って笑顔を見せている写真。
紡さんの写真

あっという間に完成! 居心地がよさそうです。キャンプ玄人、さすがの早さですね。

こいしさんの写真

慣れているというのはありますが、初心者でもとっても簡単にできます。それこそ、困ったときはAIに聞けばスムーズに進められると思いますよ。

紡さんの写真

こいしさんは、キャンプでAIって使いますか?

こいしさんの写真

実はこれまで使ったことがなくて。今回「キャンプ×AI」というテーマと伺っていたので、「どんなことに使えるかな?」と確かめるために初めて「LINE AI」を開いて使用してみました。

紡さんの写真

ありがとうございます!どんなことを聞きましたか?

こいしさんの写真

天気の情報や準備する道具リスト、キャンプ地の情報などですね。感想としては、まず天気の情報はかなり役立ちそうでした。

検索エンジンでの情報だと、おおまかな天気やエリア全体の気温しかわかりませんが、AIの返答だと標高差をふまえた気温がわかったんです。
標高が100メートル変わると2度くらい気温差があるので、知らずに行くと凍えちゃう...ということがあります。AIに聞くと、そのあたりの不安は解消できると感じました。

※山の天気は急変することがあります。最新の天気情報や現地の状況もあわせて確認してください。

紡さんの写真

確かにずっと屋外で過ごすわけですし、正確な情報をもとに対策できると安心ですね。

こいしさんの写真

準備する道具リストも網羅性が高くて、基本的なものはバッチリ揃っていました。特に調味料などの細々した消耗品は忘れがちなので、初心者だけではなくキャンプ慣れした人も参考になると思います。

ただ、個々の道具のブランドには精通していないようで、市場の全体感を踏まえた情報ではなくクチコミベースの提案でした。有名ブランドの模倣品が提案されちゃうので、新しく買い揃える際にはあまりおすすめできないかな。

屋外のキャンプ場で、アウトドアチェアに座ったこいしさんの写真。背景には砂地や草地が広がり、自然の中でくつろいでいる様子が伝わる情景である。
紡さんの写真

知識のある人に聞いて買った方がよさそうですね。

こいしさんの写真

キャンプ用品店で店員さんに聞いて、自分の目で見て触ってから検討するのがいいと思います。重さやイメージの違いがわかるし、アフターフォローもしっかりしてる。何より選ぶ時間がとっても楽しいので!

キャンプグッズはチェアやテーブルなどおうちでも使えるものがたくさんあるから、気に入ったものを納得して買うと生活全体の満足度が上がります。
一方で、買った後のお手入れは道具ごとに共通したノウハウのようなものがあるので、ざっくり知りたい場合はAIで。ブランドごとに違うかもしれないので詳しくは公式サイトなどで確認するのがいいかも。

紡さんの写真

買って帰ってからだと、気軽に店員さんに問い合わせるのは難しいから助かりそうです。

こいしさんの写真

たとえばテントだと砂で汚れると思わず水拭きしちゃいそうになるけど、汚れがこびりついちゃうから乾拭き推奨だとか、そういうことはしっかりAIが教えてくれます。
ただ、過剰なくらい丁寧なお手入れが提案されることもあるので、やりながら調整して自分のラインをみつけていくといいですよ。

紡さんの写真

えーっ、水拭きダメなんですか!? 知らなかったらゴシゴシやってそう...。AIに何でも「聞いてみる」って大切なんですね。

キャンプ地選定はリストアップだけおまかせ

屋外のキャンプ場で、テントの横に置かれたアウトドアチェアに座るこいしさんの写真。
紡さんの写真

キャンプ地の情報も聞いてみたとおっしゃってましたよね。どうでしたか?

こいしさんの写真

どこに行くか決めるタイミングではおすすめできないかな。「星空が見られるキャンプ地を教えて」と入力したら、なぜか日帰りで3件のキャンプ場をはしごするプランを提案されました(笑)。

紡さんの写真

それはもうキャンプではないですね(笑)。

こいしさんの写真

「キャンプとは何をするのか」の解像度がまだ低いのかも。
キャンプ場の詳細もクチコミベースなので、クチコミに間違った情報が書かれていたらそのまま出てきます。使い方にはコツが必要かもしれません。

たとえばおおまかなエリアを指定して候補キャンプ地を出してもらって、詳細情報は公式サイトを確認しにいくとか。
LINE AIは出典情報のリンクをひとつひとつ出してくれるので、そこから確認すると簡単に正確な情報収集ができました。

紡さんの写真

情報収集のとっかかりにはとてもよさそうですね。

こいしさんの写真

あとは、「近くの道の駅を教えて」「スーパーはある?」などピンポイントな情報を聞くのはいいかもしれません。
キャンプ慣れしている人は、いつも行くキャンプ場周辺のことを改めて聞いてみるのもおすすめです。
「こんなマニアックな施設があったんだ!」とか、新たな発見があっておもしろそうです。

当日の困りごともAIがいればOK

屋外のキャンプ場で、アウトドアチェアに座るこいしさんの横顔を写した写真。やや前方を見つめながら両手でスマートフォンを持っている。背後には緑色のテントが設営され、周囲には草地と石垣が広がっている。
紡さんの写真

準備には活用できそうですが、当日困ったときにも使えますかね?そもそもキャンプ場って電波が通じないイメージがあるのですが...。

こいしさんの写真

使えると思いますよ! 昔は電波が通じない状況はよくありましたが、今は多くのキャンプ場にWi-Fiアリ
管理棟の周りに設置してあることが多くて、その周囲ならむしろサクサク使用できます。

紡さんの写真

そんなに電波が安定しているとは! 安心しました。現地でわからないことがあっても調べることはできそうですね。

こいしさんの写真

実際に行ってみると、わからないことってたくさん出てきますよね。AIに聞いてみたらわかるのかな。
今、あるあるな困りごとを聞いてみましょうか。どれどれ、「焚火をしたいのに火がつかない」っと。

屋外のキャンプ場で、アウトドアチェアに座ったこいしさんを上から捉えた写真。
紡さんの写真

おっ! ずらっと対策が出てきましたね。

こいしさんの写真

原因と対策、かなり正確です! 薪の組み方の画像も一緒に出してくれているから、わかりやすいですね。
薪を割る道具がないときの代用品や、燃料の代用品も出てくる。かなり使えると思います。

紡さんの写真

近くの人に聞きに行くのはハードルが高いですもんね。自分で解決できるのは助かる。

こいしさんの写真

そうですね。AIで確認して、それでもわからなければ管理人さんに聞けば、ほとんどのことは解決できそうです。

紡さんの写真

当日の不安の相談相手としては優秀ですね。会話相手としてはどうでしょう。ふとやることがなくなって孤独を感じたときとか。

こいしさんの写真

酔っぱらったらやるかもしれない(笑)。聞いてみましょうか。
「キャンプ中に手持ち無沙汰でさみしくなったけど、どうしたらいいかわからない」
「料理してみる?」とか解決策がいっぱい出てきましたね。気持ちに寄り添ってくれる感じはないかも(笑)。相談相手にはなるけど、孤独をまぎらわす相手ではなさそうですね。

AIとなら、新しい趣味の入口を開けるかも

屋外のキャンプ場で、テントの横に立つこいしさんの上半身を写した写真。両手を上着のポケットに入れながら、正面を向いて大きく笑っている。隣には緑色のテントが設営され、背後には川や橋、木々が広がる自然の風景が見える。
紡さんの写真

実際に触っていただきながらお話を聞いてきましたが、結論、キャンプでAI活用ってできそうですか?

こいしさんの写真

できそうですね! 特に初心者で「何から始めたらいいかわからない」という人の情報収集の目次としてはよさそうです。いきなり検索エンジンで調べてもどれをみたらいいか混乱するでしょうから、AIのアシストで最初のハードルを下げてもらうといいかもしれません。

ただ、活用する際はAIの提案や情報を鵜呑みせず、必要に応じて出典元をたどるのをおすすめします。たどっていろいろ見ていくうちに知識がついて、楽しくなっていくと思うから。

紡さんの写真

キャンプ、始められそうな実感が湧いてきました。

こいしさんの写真

ぜひぜひ! キャンプはいいですよ。気軽に非日常を味わえる。実は防災的な視点も養えるし。
火を起こす経験や寝袋で寝る経験って、日常的にはほとんどありませんよね。遊びながら特訓しておくと、いざというときに役立ちます。
過去の震災のときも、アウトドアに慣れた人とそうでない人は、明かりのない夜のストレスがかなり違ったそうです。

紡さんの写真

楽しいだけじゃなくて、生きていくための経験も得られる!
ひとりキャンプもよさそうだし、家族ともやってみたくなりました。貴重なお話、ありがとうございました!

「AIとCAMPしてみた感想」と書かれた吹き出しが上部に配置された手描き風のイラスト。右側には緑色のテントを背景に、焚き火台の前に座る人物が描かれている。

こいしさんから素敵な感想イラストが届きました!

始めるのに高いハードルを感じがちなアウトドアやキャンプ。
「やってみたい、でも何もわからないから不安...」
尻込みしてしまうとき、AIのアシストがあれば一歩踏み出せるかもしれません。
新たな趣味の入口に、ぜひAIを活用してみてください。

取材日:2026年3月2日
文・取材/紡 もえ 企画・編集/ヒャクマンボルト ※本記事の内容は取材日時点のものです

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