2025年がすぐそこまで迫り、すでに忘年会シーズンが始まっています。新年の幕開けとともに、新年会を予定している方も多いのではないでしょうか。
そんな年末年始は、家族や友人と会う機会も増えるほか、「明けましておめでとう」のメッセージなど、LINEでコミュニケーションをとる機会も増える時期でもあります。
そこで今回は、LINEの便利な機能を広めるための取り組みを行うメッセンジャーマーケティングチームの川島に、年末年始にぴったりの機能や整理術などを聞きました。
「これは便利!」と思った機能があったら、ぜひ、まわりの方にもシェアしてみてください。
忘年会や新年会などに役立つものというと、まずは「投票」機能がおすすめです。グループ内で簡単にアンケートを取ることができるので、「何をする?」「どこに行く?」などの決定をサポートします。
次に、「日程調整」もおすすめです。他のサービスなどを使う必要もなく、トークルーム内から手間なく、友だちと日程を決めることができます。左下の+メニューから簡単に設定可能で、日付ごとに、○、×、△で投票でき、集計も楽にできますよ。
最後に、「ノート」の活用です。トークルームで流れてしまう重要な情報をノートに整理しておくことで忘年会や新年会の開催日や場所、会費などの詳細をみんなが簡単にアクセスできる場所に置くことができます。こちらは画面右上のトークルームメニューから設定できます。
はい、今年の10月から、LINEのトークルームで、PayPayの「送る・受け取る」機能が利用できるようになりました。
たとえば、LINEの友だちと精算の話をしているなかで、簡単・スピーディーに直接やり取りできます。多くのユーザーから「手間が省けて便利になった」と好評です。
はい。LINEのトークルームの+メニューから手数料無料で、電話番号やPayPayのIDを交換することなく、「PayPay残高」を送ることができるため、現金でお年玉を渡すよりスムーズに送ることができます。
最近では親が子どもにお小遣いを送る際にPayPayを利用するケースも増えています。
送る側・受け取る側、双方とも手数料がかかりません。特に若者の間でキャッシュレスは広がっていますから、LINEを使って「PayPay残高」をお年玉として送れるとさらに喜ばれるのではないかと、個人的にも親戚に使ってみようと思っています。
年末に限らず、日常的に便利なのが、「トークフォルダー」機能の設定です。
設定すると、「友だち」「グループ」「公式アカウント」「オープンチャット」の4カテゴリーに自動でトークが仕分けでき、大事なメッセージを見逃しにくくなりますよ。
なお、この機能はホーム画面の設定から「LINEラボ」をタップして利用できます。ただし、この「LINEラボ」は、お試し的に新機能を実験する場ですから、予告なしに利用できなくなる場合もあります。そこはご了承ください。
それから、万が一に備えて、トーク履歴のバックアップもおすすめですね。自動バックアップの設定をしておくと安心です。機種ごとの詳細なガイド記事も用意していますので、ぜひご覧ください。
はい。さらに、スッキリしたいなら、「あみだくじ」機能で、リアルな大掃除の担当を決めるのもおすすめですよ。こちらもトークルームの左下の+メニューから簡単に利用できます。
あまり知られていないかもしれませんが、飲み会などでも盛り上がる機能ではないでしょうか。幹事などの担当決めにも使えます。
あります! お正月は、「明けましておめでとう」のメッセージを送る方も多いかと思います。
多くの友だちに送信する大事な文面を作成するとき、「自分一人だけのグループ」を作成すると便利です。
文面のカスタマイズやコピペをしやすく、誤送信の心配もありません。もちろん、この方法はお正月以外にも応用が効きますので、ぜひお試しください。
さらに、せっかく文面を作ってトークルームで入力までしたのに、誰に送ったか、送ってないか、わからなくなることがあります。そんな時は、トークリストの友だちの名前の横にえんぴつマークがついていないか確認してみてください。
これはユーザーの声から生まれた機能で、下書きが残っていると表示がされます。送り忘れを防げますので、ぜひ使ってみてください。
ちなみに、私は後で返信することを忘れないように、意図的に下書きを作ることが多いですね。
私たちのチームのミッションは、「LINEアプリ内のコミュニケーションを豊かにする機能を広め、使ってもらう」です。
ユーザーインタビューは他部署の専門チームが担当しており、新たに企画されている機能がユーザーにとってどう映るのか、どうすればより使いやすくなるのかを検討しています。
私たちのチームもユーザーインタビューに同席することも多く、ユーザーの声をヒントに新しい機能をどう届ければ良いのかを日々検討しています。
企画された機能を広めていくという観点では、ユーザーのライフスタイルは多様化しているため、何を伝えるかだけはなく、届け方のチャンネルもしっかり選択しながら実施する必要があります。
また、毎週、SNSのリサーチも行い、盛り上がっている機能や新しい使い方などを探っています。
ユーザーの声を定量的に把握するだけでなく、「今までになかったこういう使い方があるのか」「じゃあ、こうすればもっとユーザーニーズを満たせそうだな」など、ヒントになるものを意識してリサーチすることで、解像度を高めて業務に活かしていきたいと考えています。
定性的な声にも寄り添い、たとえ一人だけの意見でも大切にすることを意識しています。
LINEは、幅広い年代が使ってくださっているため、同じ機能でも捉え方が異なることがよくあります。なので、万人受けするUI(ユーザーインターフェース)を作るために、さまざまな年代の方に、同じ機能を試していただきながら、より受け入れられやすいものを模索しています。また、1つの機能に対して何度もインタビューを行い、リニューアルを繰り返します。特に大きな機能は慎重に進めています。
こんな話をすると時間がとてもかかるように聞こえるかもしれませんが、私が所属する組織はフラットでオープンです。ユーザーファーストを大切にしつつ、スピード感を持って挑戦を楽しむ雰囲気があると感じています。
たとえば、トークルームで表示されるアニメーションの中には、ユーザーアンケートをもとに新たに実装したものもあります。母の日や父の日、バレンタイン、花火のシーズンなどのイベント時に、特定のキーワードに反応して、トークルームの背景が変わる演出です。
実施後も、どのようなものがユーザーに喜んでもらえるのかリサーチを重ねたり、ユーザーの声を反映したり、細かな調整を行っています。今後の新しいアニメーションも楽しみにしていてほしいですね。
私には95歳の祖母がいるのですが、普段よくLINEでやりとりをしています。
以前、LINEの機能アップデートを行ったところ、「突然、LINEがおかしくなった」と連絡がきたことがあります。少しの変更でも、全てのユーザーに正確に情報を伝えないと、混乱させてしまう可能性があるのだなと痛感しました。
問題を解決してあげたところ「ちょっとずつ頑張って使ってみます」というメッセージをもらったので、「ちゃんと使いこなしているな」と、安心しました。
これからも、祖母の顔を思い浮かべながら、幅広い層の一人ひとりのユーザーに寄り添い、コミュニケーションを豊かにする機能をしっかり届けていきたいと思います。
取材日:2024年12月4日
※記事中の所属・肩書きなどは取材日時点のものです。
※記事内で紹介したLINEのUI画像はiOSのものです、OSによって一部デザインや使用方法が異なる場合があります。