リアルなユーザーの声がサービスを支える Yahoo!メールのサポーターズクラブ

サービス
三人の女性が並んで立ち、笑顔でカメラを見ています。LINEヤフーストーリーと書かれています。

LINEヤフーでは、長年サービスをご利用いただいているユーザーのみなさんを対象に「サポーターズクラブ」を一部のサービスで運営しています。今回は、Yahoo!メールのサポーターズクラブの担当者に、活動内容やサポーターの声がどのようにサービスに生かされているのか聞きました。

女性が微笑んでカメラに向かっています。落ち着いた雰囲気を感じさせます。
⽊下 菜奈⼦(きのした ななこ)
2018年ヤフー⼊社。Y!mobileメールアプリ、Android版Yahoo!メールアプリの機能改善、UI・UX(ユーザーインターフェース・ユーザーエクスペリエンス)設計などを担当。
眼鏡をかけた女性が笑顔でカメラを見ています。彼女は黒い服を着ています。
星野 美佳(ほしの みか)
2008年ヤフー⼊社。カテゴリ検索やモバイルサービスを中⼼に担当後、⾳声アシスト、Yahoo!かんたん写真整理、Yahoo!かんたんバックアップなどのデザインを担当。現在はパソコン版Yahoo!メール、スマートフォン版Yahoo!メールのUX/UIデザインを担当。
女性が微笑んでカメラを見ています。明るい雰囲気で、リラックスした様子です。
村⽥ 千紗(むらた ちさ)
2016年ヤフー⼊社。Android版Yahoo!メールアプリ、iPhone/iPad版Yahoo!メールアプリの機能改善やUI・UX設計、Yahoo!メールのきせかえテーマのデザインなどを担当。

Yahoo!メールのサポーターズクラブとは

――まず、サポーターズクラブの活動内容について教えてください。

女性が笑顔でカメラに向かっています。明るい雰囲気で、楽しそうな様子です。

Yahoo!メールは2016年に「サポーターズクラブ」を設立しました。この取り組みは、当初カスタマーサポートの担当者が主導して始まりましたが、サービスチームからも有志のメンバーが参加し、一緒に活動を進めてきました。

現在は、Yahoo!メールのデザイナーがこのクラブを運営しています。主な活動は以下の3つです。

  • サポーターとの交流イベントを開催
  • ユーザーインタビュー、アンケートを実施し、その意見をサービスに反映
  • サービスの最新情報などを掲載した会報の定期的な配信
眼鏡をかけた女性が微笑んでいます。彼女は何かを説明しているようです。

現在、Yahoo!メールには約4,500人のサポーターが参加してくださっています。コロナ禍以降は、主にオンラインインタビューやサービスに関するアンケートを中心に活動を行っています。

女性が話をしています。彼女は真剣な表情で何かを説明しています。

サポーターとの初の交流イベントは2017年に開催しました。参加者は好奇心旺盛な方が多く、「Yahoo!メールをどのような人が作っているのか気になって来ました」「どのように機能が開発されているのか知りたかったです」といった声が多く寄せられました。

会議室でプレゼンテーションが行われています。大きなケーキが用意されており、イベントが祝われています。

2017年に開催した交流イベントの様⼦

女性が話をしています。彼女は真剣な表情で何かを説明しています。

Yahoo!メールのサポーターズクラブには、サービス開始以来ご利用いただいている40〜50代の方が多く参加してくださっています。オンラインインタビューではZoomを使用し、画面共有の際も多少操作に戸惑うことはあっても、みなさん問題なく参加されています。

インタビュー後には「今後も画面共有機能を使ってみます」といったコメントをいただくこともあり、好奇心旺盛で積極的な方々がサポーターとして参加してくださっていると感じています。

女性が笑顔でカメラに向かっています。明るい雰囲気で、楽しそうな様子です。

インタビューの際には、まだ公開されていない機能を先行してお試しいただくこともあります。そのため、「自分の意見がサービスに反映されたり、新しい情報を事前に知ることができたりするのがうれしい」という声をいただいていました。

サポーターのみなさんにお送りする会報では、機能開発の裏側や新機能を、画像も交えてていねいに紹介することを心がけています。この会報を通じて、サポーターのみなさんは機能の詳細やその背景を知ることができ、それが大きなメリットとして受け取られているのではないかと思います。

また、セキュリティ対策や安全なメール利用に関心を持っている方が多いため、「送信者アイコン」や迷惑メール対策に関する会報記事については特に好評いただいています。

女性が話をしています。彼女は真剣な表情で何かを説明しています。

会報を送付する際には、毎回アンケートを実施し、サービスに対する疑問や興味のあることを書いていただいています。その中で、回答可能なものについては、次回の会報でお答えすることもあります。

Yahoo!メールの迷惑メール対策ページのデザインがリニューアルされたことを説明しています。

Yahoo!メールサポーターズクラブの会報

サポーターからの応援が励みになる

――サポーターの方からは、どのような反応がありますか?

眼鏡をかけた女性が微笑んでいます。彼女は何かを説明しているようです。

サポーターのみなさんからいただく応援メッセージは、私たちにとって大きな励みになります。
たとえば会報に対して「機能についてていねいに教えてくれてありがとう」「説明が分かりやすかった」「新しいきせかえテーマがかわいくて、早速設定しました」などの反応をいただくことがあり、とてもうれしいですね。

新しいきせかえテーマ「レモン」が紹介されています。アプリでの設定方法も説明されています。

ユーザーからのフィードバックが表示されています。感謝の言葉とともに、開発者へのメッセージが書かれています。

女性が話をしています。彼女は真剣な表情で何かを説明しています。

Yahoo!メールでは、長年ご利用いただいているユーザーの意見を聞きたいときには、まずサポーターズクラブのみなさんを対象にアンケートを実施しています。
長く使ってくださっているユーザーに直接意見をお聞きできることは、本当に大きなメリットです。
また、私たちデザイナーはいつもはアプリのデザインを担当していますが、イベントでサポーターの方にお渡しするノベルティのデザインを手掛けたのも楽しい経験でした。

Yahoo!メールのロゴがデザインされたTシャツやトートバッグが並べられています。

過去に作ったノベルティー

女性が笑顔でカメラに向かっています。明るい雰囲気で、楽しそうな様子です。

リアルなユーザーの存在を感じることで、実際に使われているサービスをデザインしているという実感が湧き、やりがいにつながります。LINEヤフーはIT企業なので、情報を配信した先のユーザーを想像しにくい部分もあります。

ですが、サポーターのみなさんと交流することで、具体的なユーザー像をイメージしやすくなり、デザイナーとしてのものづくりにとてもプラスになっていると思います。

デザイナーがサポーターズクラブの活動をリードしている理由

――なぜ、Yahoo!メールではデザイナーがサポーターズクラブの活動を担っているのでしょうか?

眼鏡をかけた女性が微笑んでいます。彼女は何かを説明しているようです。

私たちデザイナーが会報の作成を含むすべての活動を担当している理由は、ヘビーユーザーの方々からのリサーチをしっかりと行い、それをサービス改善に直接反映できるためです。

Yahoo!メールでは、サポーターズクラブの活動に限らず、ユーザーへのインタビューやアンケートもデザイナーが担当することが多いです。ユーザーに直接触れる部分を作っているため、デザイナーがこの活動をリードするのは自然な流れだと考えています。

――サポーターのみなさんと一緒にサービスを改善しているのですね。これまで実施した具体的な取り組みはありますか?

女性が笑顔でカメラに向かっています。明るい雰囲気で、楽しそうな様子です。

以前、サポーターのみなさんと一緒に「きせかえテーマ」を考案しました。
こちらで用意したテーマの図案について、サポーターの方々にアンケートで投票していただき、その結果を基にブラッシュアップしたものを再度投票していただく、というプロセスで作成しました。
完成したテーマには「Special Thanks to Supporters Club members!」というメッセージも入れ、一緒に作ったことを形にしました。

Android版とiPhone版のメールアプリの画面が表示されています。デザインの違いが示されています。

Sunriseのきせかえテーマと「Special Thanks to Supporters Club members !」のメッセージ

女性が笑顔でカメラに向かっています。明るい雰囲気で、楽しそうな様子です。

また、「ドールプレイ方式(※)」を使って、サポーターの方々と一緒にお知らせページの改修も行いました。具体的には、古いデザインのお知らせページを改善するために、ワークショップを実施しました。

※ドールプレイ方式: ユーザー体験の改善を目的としたワークショップ手法の一つ。参加者が人形やフィギュアを使ってシナリオを演じることで、サービスや製品の使用状況を視覚化する。

会議室でグループワークが行われています。参加者がテーブルを囲み、意見を交換しています。

当時のワークショップの様⼦。⼈形劇では「今のお知らせ情報は、不具合など緊急のものと、そうではないものが⼀緒に通知されるため、通知されるお知らせの種類や時間帯を設定したい」というサポーターの要望に対して、Yahoo!メールの開発者が解決⽅法を検討し解決策をリリース。その後、不満が解消され、さらにYahoo!メールを便利に使っていただける「現状→変化→未来」を描いたストーリーが発表された。

女性が笑顔でカメラに向かっています。明るい雰囲気で、楽しそうな様子です。

ワークショップを通じて得られたサポーターの意見や課題を基に、お知らせページのデザインを改善しました。
「障害のお知らせだけでなく、もっと楽しいお知らせが見たい」という声が多かったため、イラストを多めにし、障害の記事以外も掲載しました。

Yahoo!メールの公式Twitterアカウント開設と新着情報が掲載されたページです。

左:改善前 右:改善後のお知らせページ

――コロナ禍はオンラインの取り組みが多かったとのことですが、最近の活動についても教えてください。

女性が話をしています。彼女は真剣な表情で何かを説明しています。

しばらくオンラインで会報とアンケートを中心に活動していましたが、10月26日には社内にサポーターのみなさんをお招きし、新機能の体験や意見交換を行う交流会を実施しました。
今後も、サポーターのみなさんから直接ご意見をうかがう機会を増やしていきたいと思っています。

会議室でプレゼンテーションが行われています。参加者が集まり、活発な議論が行われています。

10月26日の交流会の様子。左:サービス責任者がYahoo!メールの現在とメンバー全員が大切にしていること、最近リリースした機能を紹介。右:新機能お試し会で開発担当者が操作方法を説明。

今後の展望 サポーターと共によりよいサービスに

――最後に、今後の展望を教えてください。

女性が笑顔でカメラに向かっています。明るい雰囲気で、楽しそうな様子です。

ユーザーの意見をもっと気軽に取り入れ、サービスを改善しやすい環境を整えたいと考えています。サポーターズクラブはその第一歩です。

新機能を検討する際には、常に「サポーターズクラブと連携して何かできないか?」と考えています。アンケートやインタビューは新機能に活かされることが多いため、サポーターのみなさまには今後も積極的にご回答いただけると大変うれしいです。

これからもユーザーのみなさまと連携し、「良いサービス改善ができた!」という実績を積み重ねていきたいと思います。そして、みなさまにとってより快適なYahoo!メールを提供できるよう頑張っていきます。

会議室でプレゼンテーションが行われています。参加者がテーブルを囲んでアイデアを共有しています。

トークテーマ「メールでの情報収集」「毎日使うメールに必要なこと」を各テーブルで話し合い、発表

女性が話をしています。彼女は真剣な表情で何かを説明しています。

今後も、サービスを実際に利用していただいたユーザーからのフィードバックを積極的に集めていきたいと考えています。サポーターズクラブのような活動を始めるには覚悟が必要ですが、ユーザーに近い立場で働いている方々が、ユーザーの声を直接聞き、それをサービスに反映したいと思うなら、このような取り組みを試してみてはいかがでしょうか。

もちろん、うれしいご意見だけでなく、時には厳しいフィードバックもいただきます。たとえば、パソコン版のリニューアル前に実施したインタビューでは、「画面レイアウトなどの設定を見つけられない」というご意見をいただきました。
当時は「表示」のメニューのみに設定を設置していましたが、「歯車マーク」からアクセスする「設定画面」を見てしまうというご意見を受け、現在のパソコン版では「設定画面」の中でも設定ができるように変更しました。

今後も、サポーターのみなさまからのご意見を参考にさせていただきたいと思います。

メールの設定画面が表示されています。レイアウトや文字のプレビューについて説明されています。
眼鏡をかけた女性が微笑んでいます。彼女は何かを説明しているようです。

サポーターの方々を集めた座談会など、直接お話しする機会を増やしていきたいと考えています。これにより、サポーターのみなさまにはYahoo!メールをより深く活用していただき、「この機能をこんな風に便利に使っています」といった情報をサポーター同士で共有し、盛り上がっていただける場を作りたいと思っています。

Yahoo!メールの担当者にとっては、サポーターのみなさまの利用方法を直接知ることで、利用ログだけではわからない機能の課題を発見する貴重な機会です。
これからも、サービスに対するご意見をたくさんいただきながら、Yahoo!メールをより使いやすく改善し、新しいサービスを作っていきたいと思います。

※本記事は2022年5月13日に公開したYahoo! JAPAN Corporate Blogの記事に加筆修正を加えたものです

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