オープンダイアローグ
「オープンダイアローグ」は、フィンランドで開発された包括的な精神医療アプローチで、「開かれた対話」を意味します。私たちは「話すこと」「聴くこと」「対話」を大切にするという思いから、この対話の形式を「オープンダイアローグ」と呼んでいます。
コロナ禍をきっかけにリモートワーク中心の働き方になった当時、「リモートワークでは雑談がなくなってしまう」「1人で仕事をしていると自問自答ですごくクローズな状態になりがち」という声もありました。そのため、対話をクローズではなくオープンにすることが一つの解決策になるのではないかと考えました。
さらに、どれくらいの時間であれば忙しい社員でも利用しやすいのか、そして自分の話が十分に聴かれたと感じられるのか、また他の人の対話も聴けるかも検討しました。現在のオープンダイアローグは、1時間でぴあさぽメンバー2人に対して社員3人までが参加する形で実施しています。
2on1
キャリアコンサルタントや産業カウンセラーが実施する「対話」は通常、1on1の形式で行われます。ですが、「同僚としての支援」と私たちの心理的負担の軽減という点を大切にしながら、できるだけオープンな関係性を保てる方法はないかと検討した結果、2on1という新しい形式が生まれました。
2対1の対話形式にすることで、客観性が保たれるとともに、1対1の会話で感じる「逃げ場がない」という感覚も軽減できるかもしれない、と考えたことがきっかけです。