気温に合わせた服選びをサポート Yahoo!天気アプリの「今日の服装指数」

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女性が鏡の前でオレンジと黄色の服を選んでいる様子。LINEヤフーストーリーのロゴ付き。

本格的に寒くなり、しっかり防寒対策する必要がある季節になりました。ですが、晴れた日中は春のような暖かさを感じたり、暖房のきいた室内や乗り物内では暑かったり...と、服装選びが難しいと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか? そんなときは、気温に適したコーディネートを事前に知っておくことで、毎日の服装選びが少しスムーズになるかもしれません。

Yahoo!天気アプリでは、その日の予想気温からどんな服装が適しているかを提案する「今日の服装指数」を確認できます。さらに、ファッションコーディネートアプリ「WEAR」(以下「WEAR」)で紹介されている具体的なコーディネートも見られます。 今回は、この機能を担当したLINEヤフーの三方、グループ会社であるZOZOのWEAR担当者に、Yahoo!天気アプリとWEARがコラボに至った背景や今後の展望などを聞きました。また、気温に合わせたコーディネートの選び方もご紹介していますので、毎日の服装選びの参考にしてみてください。

笑顔の男性がリラックスした雰囲気で写っている。
LINEヤフー 三方 武男(みかた たけお)
2015年入社。Yahoo!天気アプリの企画を担当。

服装選びのコツ: Yahoo!天気アプリでおすすめしたいのは、気温差通知、気温グラフウィジェットをご利用いただくことです。気温差が大きい日は、Yahoo!天気アプリで服装指数と紹介されているコーディネートを見ています。 服装指数は、具体的なコーディネートまで提案する一歩踏み込んだコンテンツだと思っています。ぜひ毎朝確認して、服装選びの参考にしていただければと思います。

黒い文字で「WEAR」と書かれたシンプルなロゴ。
ZOZO WEAR 担当者

服装選びのコツ: Yahoo!天気アプリの服装指数と一緒にコーディネートを見られるようになってからは、「今日は服装選びが難しいかも」と思った日は、Yahoo!天気アプリで確認しています。以前は、気温の寒暖差が激しい季節には、WEARに「最低気温と最高気温が何度で、着ていった服は少し暑過ぎた」「寒過ぎた」などのコメントを入力していました。そして、過去に同じ気温だった日の投稿内容を見て、「この服を着て暑いとコメントしていたので、今日はこの服装にしよう」と服装選びの参考にしていました。

Yahoo!天気アプリとWEARアプリのコラボ 「今日の服装指数」

三方:
日々の気温の変化で服装に悩むといった声は以前からありましたし、実際そう思っている方も多いと思います。そのため、その日の気温に適した具体的な服装を服装指数と合わせてレコメンドしたいと思い、これまでも検討していました。ですが、実際の商品画像を掲載するとどうしても広告のように見えてしまい、コンテンツとして見せるのが難しいことが課題でした。

今回、ZOZOさんからお声がけいただき、WEARに投稿されているコーディネートであれば、鮮度が高く、バリエーションも豊富でコンテンツとして受け入れてもらえるのではないかと思いました。

WEARのコーディネート情報の提供には既存の仕組みを使わせていただいたため、連携が決まってからは少しでも早くリリースすることを優先し、デザイナーやエンジニアが主体となって進めて形にしてくれました。リリースしてみたところ、思った以上にユーザーからの反響が大きかったため、そのまま正式に実装することになりました。

WEAR 担当者:
WEARには、日々多くのファッションデータが集まっており、そのデータを通じてユーザーのファッションの悩みが解決されています。今回の連携は、これらのデータをさらに役立つ形でユーザーさんに届けたいと考えていたタイミングでした。 その日のコーディネートを考えるときは、天気予報を見てから服装を決める方がとても多いと思います。Yahoo!天気アプリにWEARに投稿されているコーディネートを表示させることで相乗効果が生まれるのではないかと考え、一緒に取り組ませていただきました。

ファッションコーディネートアプリ「WEAR」とは

  • ダウンロード数1,700万件を突破した(※)日本最大級のファッションコーディネートアプリ
  • 1,400万件を超える(※)多種多様なコーディネートが集まる
  • ユーザー、インフルエンサー、ショップ店員などのコーディネートを見られる
  • まねしやすいコーディネートから、あこがれのコーディネートまで幅広くそろう
  • トレンドのタグや自分の持っているアイテムを登録できる
  • コーディネートを探して、日々の服装選びやアイテム選びに活用できる

(※)2023年12月末時点

三方:
今回のZOZOさんとの取り組みをきっかけに、服装指数に気づいてくださった方も多く、ページの閲覧割合は、レディースが60%以上、メンズが約30%、残りがキッズです。Yahoo!天気アプリ自体の利用者は男性ユーザーのほうが多いのですが、服装指数は女性の利用割合が多くなっています。 また、10代から30代のユーザーの再訪率が高く、その年代のユーザーにマッチした情報を出せているのではないかと思います。

やはり、気温差の大きい季節、春先や秋に服選びで悩む方、その日着る服を決める際に気温が前日と比べてどうだったのかを気にされる方が多いようです。今回実装した服装指数では、指数だけでなく具体的なコーディネートも見られるため、「服選びで悩んだときに参考にできて助かる」という声をいただいています。 私も以前は、朝着ていく服に迷ったときは「今日はみんなどんな服装で外出しているか」を知りたくてよく外を見ていました。この服装指数が、そのような形でお役に立てれば幸いです。

WEAR 担当者:
WEARも20代から30代のユーザーさんが多いので、コーディネートのデータ自体もそれくらいの年代の方が多くなっています。 また、コーディネートを投稿するときには、どのアイテムを着用しているのかをユーザーさんに紐付けしていただいています。たとえば、そのコーディネートで使われているアイテムがワンピースなのか、Tシャツなのかなどの情報を、コーディネートのデータとして持っています。それをYahoo!天気の指数情報と結び付けて「今日のお天気コーデ」として表示しています。

より正確な情報を出すため、ZOZOのデータサイエンスチームのメンバーにも協力してもらい、過去の天気とWEARに投稿されたコーディネートの情報を照らし合わせた分析を行いました。 それを参考に、最終的には人の目で「この天気、この服装指数のときには、こういったコーディネートを表示する」と決めていきました。

WEARのユーザーは、投稿はしないけれど他のユーザーのコーディネートを見て参考にしているという方がほとんどです。これまでは、新しい洋服を購入するときに「他の人がどうやって着こなしているのかを見てから買いたい」という用途で使ってくださる方が多くいらっしゃいました。 今回のYahoo!天気アプリとの連携で「日々のコーディネート選び」の参考にしていただくという点においてもタッチポイントをつくれたのではないかと思っています。

WEARアプリの冬コーデ一覧。男性、女性、子供の様々なスタイルが表示されている。

WEARに投稿されているコーディネートの例(左から、レディース、メンズ、キッズ)

毎日の服装選びに便利な情報を届けるために、今後挑戦したいこと

三方:
気温差、前日の気温などを参考にして服装選びをする方も多いので、それらの情報と併せて服装指数を見たい、という声もいただいています。そのため、今後は気温差通知、気温グラフウィジェットなどの機能の連携を検討しています。

また、たとえば同じ時期でも東京で投稿されたコーディネートが、北海道や沖縄などの「厳しい寒さや暑さ」の地域にいる方に向けて表示されると、その地域の気候とマッチしない場合もあるため、現在の仕組みでは不十分であるという課題も感じています。 気温の変化が大きい日や、その方が住んでいる地域などによっては、特に手厚く服装を提案したほうがいいかもしれません。今は服装指数の11段階に応じてコーディネートをレコメンドしていますが、将来的には、地域ごとの細かい気象条件にあわせた情報の表示、雨の日のコーディネートへの対応なども検討していきたいと思っています。

多くの方から「便利」という意見をいただいている一方で、「自分には表示されているコーディネートが合わない」「現状の天気に合っていない」などのご意見もいただいています。それらを真摯に受け止め、レコメンドの精度をさらに改善していくため、引き続きZOZOのみなさんと一緒に取り組んでいきたいと思っています。

WEAR 担当者:
これまでは、周りの知人や友人にWEARを紹介すると、「これ、天気予報と一緒に見たい!」と言われていましたが、今は、Yahoo!天気アプリでもコーディネートが見られることを伝えると、とても喜んでもらえます。すでに服装指数を使ってくださっている方は、ぜひ友人やご家族などにも広めていただいて、少しでも多くの方に便利さを感じていただけたらと思います。

今後は、WEARの膨大なコーディネートデータを、今まで以上に、必要なユーザーに必要なタイミングでお届けできるよう、Yahoo!天気と一緒に検討していきたいと思っています。 WEARに投稿されている方の中には、ファッションにこだわりがあり、「こういったポイントを他の人にも参考にしてもらいたい」と思っていらっしゃる方もいます。 たとえばプチプラのアイテムを使った「センスはあるけれど奇抜すぎないコーディネート」を投稿していらっしゃる方もいて、みなさんが持っているようなベーシックなアイテムを使って、参考にしやすいコーディネートもたくさん紹介されています。そのようなコーディネートがYahoo!天気のユーザーさんにも適切に届くようなアップデートができたらいいですね。

Yahoo!天気アプリの「今日の服装指数」の使い方

1.「Yahoo!天気」アプリのトップ画面にある「今日の服装指数」をタップ。天気予報(降水確率、最高気温・最低気温)とともに「今日の服装指数」と「今日の天気にあったおすすめのコーディネート」が表示されます。

天気に合わせたコーディネートを提案するアプリの画面。詳細な着用アイテムも確認可能。

2.「今日の服装指数」は、11段階の指数とともに「シャツなど薄手の長袖が快適」「長袖1枚で快適に過ごせます」などのコメントが表示されます。

天気に応じた服装提案を表示するアプリ画面。メンズ、レディース、キッズの選択が可能。

3.Yahoo!天気アプリの気温差通知、気温グラフウィジェットの利用もおすすめです。

気温の変化を示すグラフと寒暖差の注意を促す通知。
気温に合わせた服装のコーディネート例
気温別におすすめの服装をイラストで紹介。気温に応じた服選びをサポート。

マンガ「今日の服装指数」の使い方

1コマ目。女性が季節の変わり目で服選びに悩んでいます。「服選びが難しい季節ってあるよね」と考えています。2コマ目。朝の気温に合わせて服を選んだら、日中暑くなって後悔することがあると共感しています。友人が「Yahoo!天気アプリで服装指数を見るのはどう?」と提案します。3コマ目。女性が服装指数を確認し始め、「これから毎日チェックしてみよう」と決意しています。数日後、服選びが楽になったと喜んでいます。4コマ目。しかし、服装指数を参考にするうちに、欲しい服が増えてしまい、新しい服を買ってしまったことに気づきます。「服装指数のコーディネートを見たら欲しい服がたくさん見つかっちゃって...」と反省しています。

※ヤフー株式会社のコーポレートブログに掲載した記事を一部修正し再掲載しています。

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