さまざまなサービスでの経験
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さまざまなサービスでの経験が、いまの圧倒的貢献につながっている
鈴木 翔吾(すずき しょうご)2017年入社
エンジニアとして新卒入社後、「Yahoo!ショッピング」の検索改善に従事。その後「Yahoo!知恵袋」、グループ会社である株式会社ZOZOへの出向を経て、現在は「Yahoo!オークション」「Yahoo!フリマ」の検索システム改善に従事。
※この記事は、2022年に取材・掲載したものを一部修正して再掲載しています。サービス名称や所属は取材当時の内容です。
「Yahoo!オークション」や「Yahoo!フリマ」における検索システムを、データサイエンスを活用して改善するチームのリーダーを務めています。
たとえば機械学習をうまく使うことで、検索キーワードとの関連性が高い商品をよりたくさん検索結果に表示できるようになります。また、「Yahoo!オークション」および「Yahoo!フリマ」における入札・落札・購入回数増加、サービスの質の向上にもつながります。
私は2022年にチームが立ち上がったタイミングで初めてリーダーを務めることになり、いまはプレイングマネージャーとしてチームを推進しています。
メンバーとして働いていたときとの大きな違いは、チームとして取り組む施策を自分が意思決定するところ。メンバーに仕事をお願いする際には、目的、メリットをきちんと整理して仕事をお願いするようにしていますが、その責任はかなり大きいと実感しています。
しかし、自分の責任範囲が広くなったことで、よりサービスに大きく影響を与えられる立場となり、とてもやりがいを感じています。
自分のアイデアが仮説どおりにはまり、サービスに大きく利益貢献できたときに、一番やりがいやおもしろさを感じます。
たとえば、「Yahoo!オークション」や「Yahoo!フリマ」の検索において、機械学習モデルの精度改善が大きな利益貢献につながったこともありました。そういった結果を出せたのは、入社してからさまざまなサービスの検索システムに携わって培った経験があるからこそです。
私は、入社後最初に「Yahoo!ショッピング」の検索を改善するチームに配属されました。
その後は「Yahoo!知恵袋」の改善に携わったり、一時期は出向して「ZOZOTOWN」の検索改善の支援も行いました。さまざまなサービスの検索機能改善に携わった結果、知識やノウハウが蓄積されてきたのだと思っています。
それに加え、部署やチームで行っている勉強会も日々の業務に役立っています。たとえば、論文をシェアする場で他社や研究組織が、検索領域でどんな新しいアイデアを提案し実装しているのかを調査し、その知識をシェアしています。そうすることで、最新の研究や検索の仕組みを全員がキャッチアップできます。
また、「競合サービスには負けない」というライバル意識を抱くことも、仕事の楽しさにつながっています。仕事の楽しさやモチベーションになるポイントはみんなが同じでなくてもいいと思いますが、一人ひとりがそれぞれのやりがいを見いだせれば良いですね。
やはり一番大事にしているのは、「会社の利益に貢献すること」です。私のチームの仕事によって会社の利益にどの程度貢献できたのか明瞭に説明できるように心がけています。
また、チームリーダーの視点として「メンバーのモチベーション」も重要と考えています。
たとえば、自分は良い仕事をしたメンバーをたくさん褒めるようにしています。もし結果があまり振るわないときもネガティブな言葉は選ばず、「伸びしろがたくさんありますね」、「まだ気付いていない部分があるので、ここを良くしたらもっと改善するんじゃないですか?」などと、なるべく前向きな言葉で、メンバーとコミュニケーションを取るようにしています。
まずはマネージャーとして、メンバーの育成およびモチベーション向上を高いレベルで行えるように日々精進していきたいです。また、自分のチームだけでなく、自分が関係する隣接組織のアウトプットも最大化できる状態にすることが目標です。
リーダーになってから、いくつかの成果をあげられた手応えを感じている一方で、自分に不足している課題も見えてきました。今後は、そこを修正しながら、より良いリーダーとしてチームを引っ張っていきたいです。
私自身のリーダー像の形成に大きな影響を受けたのが、以前の部署の上長です。1on1ミーティングでいろいろな相談をすると、そのたびに自分ごとのように、親身になってサポートをしてくださったり、アドバイスをいただいたりしました。メンバーのやりたいことやキャリアを考えつつ、その人の成長につながる仕事のアサインや仕事の仕方を指南してくださる方でした。
たとえば、リーダーを目指しているメンバーには、サービス担当者とコミュニケーションを取りながら進めていくタスクを与えたり、技術領域に興味があるメンバーには、目標に直結するような案件を担当させたりしていました。私はそういう点をとてもリスペクトしており、自分もそういうリーダーを目指したいと思っています。
私はまだリーダーになったばかりで、「守破離」でいえば「守」の段階にいるため、いろいろなマネジメント関係の本も読み、自分なりに咀嚼しながら、自身のマネジメントスタイルをつくっていきたいです。
選考を受ける前に、頭のなかで考えていることを整理すると良いと思います。おそらく面接では、「LINEヤフーで何がしたいのか」「なぜ志望したのか」といった質問をされると思いますが、その点を前もって整理しておくことをおすすめします。
過去をさかのぼり、大学や大学院になぜ所属していたか、そもそもそこを志望した動機は何だったのかと、あらためて振り返るだけでなく、当時の自分の思いや原体験などを再確認する。そしてそれを、入社してからやってみたいことにつなげ、面接の場でぶつけてください。
また近年、データサイエンスの分野はとても注目度が高いと思いますが、言うまでもなく、LINEヤフーには多様なユーザーの行動データがたくさんあるという魅力があります。データサイエンスでは、当然その膨大なデータが役に立ちますが、自分の仕事で影響を与えられるユーザー数もまた多いことの方が重要。つまり、自分のアイデアを多くの人が使うサービスに生かし、使ってもらえることが、LINEヤフーの最大の魅力だと考えています。