石田 郁瑛

engineer

バックエンドを整えて、LI
NEヤフー全体のパフォーマ
ンスを支えたい。

バックエンドを整えて、LINEヤフー全体のパフォーマンスを支えたい。

白い服を着た女性が、室内でカメラに向かって微笑んでいます。背景には幾何学模様の壁があります。

石田 郁瑛(いしだ いくえ)2016年入社
セキュリティエンジニアとして新卒入社後、SaaS導入や内製システムの企画・設計に従事。

※本記事は、2022年に取材・掲載したものを一部修正して再掲載しています。サービス名称や所属は取材当時の内容です。

入社前の経験について教えてください。

石田さんインタビューカット

学生時代は、情報セキュリティの分野でブロック暗号の安全性分析を研究していました。ブロック暗号は、普段私たちが使っているメールにも使われている技術です。ユーザーが誰か相手にメールを送る際、第三者にその内容が分からないようにするための「暗号」が埋め込まれています。暗号にはいくつもの種類があり、その暗号を解くための「カギ」もあります。暗号を解くための計算が難しくなればなるほど安全性が高くなるため、どのくらい簡単に解ける暗号アルゴリズムなのかを評価したり、分析を行ったりしていました。

旧ヤフーの選考を受ける際はセキュリティエンジニアとして応募しましたが、面接官から社内のセキュリティをより向上させる具体的な案についてのお話を聞いて、社員が自由にチャレンジできる環境にとても魅力を感じたことを覚えています。

入社前に不安だったことはありますか。

大学の研究室に入ってから、C言語を用いてしっかりとプログラミングを学び始めましたが、一方で「ものづくり」という観点では入社前の経験は浅く、個人事業主として働いていた学生時代にHTML/CSS/JavaScriptを用いて自社のホームページを作成したことがある程度でした。面接でもその経験の浅さについて正直にお話ししたところ、「学ぶ時間は入社後もたくさんあるので、いまできなくても大丈夫です」と言ってくれたことが本当に心強かったです。

実際、携わる案件ごとに研修などでスキルを学ぶ機会が多くあり、企業としても向かう方向や目的を毎年アップデートし続けていると感じます。社員一人ひとりはもちろんですが、会社全体としても「自由に挑戦し続ける」姿は、入社前からのイメージとして変わりません。

石田さんインタビューカット

現在担当している主な業務内容について教えてください。

エンジニアとして、SaaS導入や内製システムの企画・設計に携わっています。私が担当しているのは社員の評価領域で、主にそのシステムを使うコーポレート部門(人事担当)とエンジニアの間に立って調整をする役割を担っています。

コーポレート部門に、現状の評価システムにおいて抱えている課題や困っていることをヒアリングし、その課題をシステムでどう解決していくか、その方策を練ってシステム開発の方向性を決めていきます。また、複数ある他社のSaaSシステムのうち何を使用するか、どう使うかなどの要件定義を行うといった業務を行っています。

1日のスケジュール例

  • 9:45
    勤務開始
    メールの確認、社内研修やアンケートなどの細かなタスクの確認をします。
  • 10:00
    プロジェクト朝会
    担当プロジェクトメンバー間で、前日の作業内容や課題の共有をします。
  • 11:00
    作業時間
    プロジェクトに関する作業を進めます。主に業務プロセスや運用方法の検討を実施します。
  • 13:00
    ランチ
    食事の後は、昼寝や軽い体操をして休憩します。
  • 14:00
    担当プロジェクトの週次定例
    1週間の進捗を確認し、課題などがあればメンバー全員で相談し解決策を考えます。
  • 15:00
    システム検証作業
    システムのテストケースやシナリオを考えたり、実際にテストを行ったりします。
  • 18:00
    フレックス制度を利用して一度中抜け
    この時間で、近所のジムやストレッチ教室に行くこともあります。
  • 19:30
    作業を再開
    その日に終わらなかった自身の作業を実施します。
  • 20:30 
    勤務終了
    夜ご飯をつくったり、飼い猫と遊んだりしてゆったり過ごします。

おもしろいこと・難しいことなど働くうえでこれまでに得た感触を教えてください。

自分が携わったことで人事部門の方の業務工数を減らし、「使い勝手が良くなった」「働きやすくなった」など声をいただくととてもやりがいを感じます。社内のバックエンドをしっかりと整えることで、働く社員のパフォーマンスを上げられるのはうれしいですし、「仕事って面白いな」と心から感じています。

一方で、それぞれの組織の使命感や課題感も異なる部署の間に立ち、各部門がお互いに連携しやすいようにコミュニケーションをとることに、まだ少し難しさを感じています。

石田さんインタビューカット

コミュニケーションをとる相手はコーポレート部門の社員や、エンジニアの方が多いのですが、各部門から上がってきた話を伝書鳩のようにそのまま伝えるのではなく、自分のなかでかみ砕き、自分の言葉で説明することを心掛けています。また、迷ったらいろいろな人に相談したり、ときには自分の考えを柔軟に変えたりすることも大事な点だと気づかされました。そうしていくなかで、各部門のゆがみを調整して、合意まで持っていけたときに、この仕事の醍醐味を感じられます。

仕事を進めるうえで意識していることはなんですか。

責任感を持って仕事をすることと、どんな仕事も一人では成り立たないので、まわりの人を大事にすることの2点です。

新しくプロジェクトが決まったら「どんなに課題が山積みになっていたとしても、決められた期日やゴールなどに向かって100%完遂すること」を大事にしています。どんなプロジェクトもそれが良いと思って決められたものなので、ゴールと期日を守って進めることが大切だと思っています。

2つ目については、入社して3〜4年目のとき、新規開発のシステム設計やテスト・運用設計という比較的大きな案件を任されたことがあり、そのときの経験から学びました。

それまでは先輩社員に手伝ってもらいながら案件を進めていました。しかし自分が中心となる初めてのプロジェクトでは、気合いが入っていたこともあり自分ひとりでどんどん突っ走ってしまいました。

結果、うまくプロジェクトが回らなくなってしまい、どうしようと思ったとき、まわりの人に相談し、たくさんフィードバックしてもらい、それに対してまた誰かに話して、意見をもらって。プロジェクトはそうやって進めていくものなのだと気がつきました。

そこから多くの人を巻き込んで、なんとかゴールまで持っていくことができました。この経験がいまでも仕事を進めていくうえで大きな糧となっています。「担当する案件がうまくいくかどうかは、すべて自分の行動の結果」ということを肝に銘じて、いまは一つひとつの案件に取り組んでいます。

よく利用している、あって助かる会社の制度を教えてください

フルフレックス制度なので1〜2時間仕事を抜けてジムや整体などへ通い、身体のメンテナンス時間にあてることもあります。家族が病気になったときの病院への付き添いや区役所に行くときなど、ちょっとした用事を済ませる際にもとても便利ですね。

また、インターネット利用補助制度もよく利用しています。自宅の業務環境を整備するために使えるのでとても助かっています。

LINEヤフーは社員にとってうれしい制度が充実していると思います。仕事のパフォーマンスを上げるために必要な制度をすぐに取り入れてくれる会社の姿勢は働いている社員にとっては心強いですね。

最後にメッセージを。

広い視野で、いろいろなことに興味を持ってみてください、そして、たくさんアクションし、学んでください。どんな経験でも必ず皆さんの糧になります。みなさんと一緒に働ける日がくることを楽しみにしています。

石田さんインタビューカット

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