時代のニーズに柔軟に対応で
きるインフラエンジニアにな
りたい。
時代のニーズに柔軟に対応できるインフラエンジニアになりたい。
田端 央(たばた ひろ)2018年入社
エンジニアとして新卒入社後、インフラエンジニアとして、社内のネットワーク構築や運用業務を担当。
※この記事は、2022年に取材・掲載したものを一部修正して再掲載しています。サービス名称や所属は取材当時の内容です。
学生時代に受講した小規模なネットワークを構築する講義が面白く、ルーティングプロトコルや冗長化の技術などを学びながら、少しずつ大規模なネットワークを構築するなかでインフラエンジニアの仕事に興味を持つようになりました。
私が就職を意識し出したのは大学院1年目のとき。旧ヤフーでの採用を知り、エントリーしました。学校での成績は平均レベルだったこともあり、「果たしてすごいエンジニアが集まっている環境に自分はついていけるのか」と不安もありましたが、選考途中に参加した面談や、座談会で、先輩社員の話を聞く機会があり、そのなかで会社の働き方への理解も自然と深められ、働きたい気持ちが強くなっていきました。
インフラエンジニアとして、社内のネットワーク構築や運用業務を担当しています。LINEヤフーは全国にオフィスがあり、拠点やオフィスを新設することも多いです。そのため、どういったポリシーやネットワーク構成が求められるのか、どのような対応が必要なのかを都度確認し、実現可能な最善の方法を毎回模索しています。実際に現地に赴いて作業し、社内ネットワーク環境を作る機会もあります。
また合併以前からリモートワークを推進していましたが、コロナ禍を経て多くの社員がリモートワークに移行しており、合併後においてもリモートネットワーク環境の整備が求められています。こうした対応に加えて、社内ネットワークへの認証方式の改善や新技術の調査・検証、ユーザーからの問い合わせ対応、機器の故障で生じた不具合の原因究明や機材交換など仕事内容は多岐にわたります。
IT業界は、機器が新しくなるにつれ、使われる技術もどんどん刷新されていくのが常です。既存のネットワーク構成では最大限のパフォーマンスを発揮できない事態も発生します。チーム間で連携し、どう対応するべきか、どんな設定が必要かを協議し、常時の安定通信の実現に向けて日々取り組んでいます。
現在、主に携わっているのは、社内の有線認証方式改善のためのネットワーク構築です。社内ネットワークの堅牢化に向けて、関係者と調整しながら構成変更の計画を立て、チームでの対応を取りまとめています。
1年目はついていくのでやっとでしたが、3年目にネットワーク担当の中心メンバーとして新オフィス構築や既存オフィス縮小時の業務に従事しました。担当した拠点で構築を完了し、ログやステータスを見て問題がないことがわかると、安堵とともに深い達成感があります。
入社したばかりの頃は、通信の不具合が発生した際にも、原因の特定や対処法もわからず四苦八苦していました。少しずつ経験を積むなかで、人為的なミスなのか、機械の故障やバージョンのバグなのかなど、原因の切り分けや対処ができるようになってきました。
「こういうときはこんな対処をすればいいのか」とわかるとやはりうれしいですし、解決策を見いだすまでの工程も楽しめるようになってきました。
とはいえ、複雑な事象への対応スキルはまだまだなので、業務のなかで経験を積み、対応できる範囲を広げていきたいです。
「緩急」を大切にすることでしょうか。インフラエンジニアは、小さな設定ミスが大きな影響を及ぼすこともある仕事です。常に緊張感を維持できれば良いのですが、やはりそこは人間。仕事内容にも緩急をつけ、機器のメンテナンスや設定変更時には緊張感を高めて作業ができるように意識しています。IPアドレスのレンジやプライオリティ値、コマンドの種類など細かい部分まで確認する作業は集中力も必要です。
検証環境が整っている点は大きな魅力です。特に紀尾井町オフィスには検証環境や遊休機材がとても充実しているため、技術的に気になる点があれば検証部屋にこもって、納得いくまで検証できます。こうした時間は自分自身の技術向上にもつながっているとも感じます。検証時に社内ネットワークの安定化や運用改善につながる設定が必要だと思った際には、積極的にメンバーと共有・提案もしています。
加えて、人の面白さも魅力です。業務に対する情熱もさることながら、業務以外のプライベートな時間も、たとえば映画やサウナなど、それぞれの興味関心について深掘りしている人が多い。オンオフ問わず自分自身の世界を広げられる刺激的な環境です。
より高度な業務に携わっていきたいです。社内のインフラエンジニアとして、安定したネットワークをただ提供するだけではなく、ユーザーの利便性やセキュリティ面を考えて、質の高い環境整備を実現できるようになりたいと思います。
この世界は、インフラネットワークに求められる需要に対し、時代に応じて変化して対応する必要があります。インフラエンジニアとして、基本的なネットワークに関する知識だけでなく、IT業界全体のトレンドや方向性にもアンテナを張り、多角的にスキルを伸ばしていきたいです。時代時代に必要なニーズに対して柔軟に対応できるインフラエンジニアが私の理想像です。
働く場所や時間が自由に調整できるリモートワーク制度があり、助かっています。休日は出身地である大阪に帰って過ごしたいと思うことも多いのですが、業務に支障がなければどこで働くかは自由。連休前は大阪オフィスで仕事をして、そのまま実家に帰るような働き方もできます。
普段は東京で働いていますが、大阪など他拠点に行くと「このオフィスの機器はこうなっているのか」といった新しい発見もできます。将来的には、北海道など自然に囲まれた環境でワーケーションもしてみたいですね。
何かひとつのことに対して興味を持てたら、とことん追求する姿勢を大切にしてもらいたいと思います。まずは自分の軸を見つめ直し、何をやりたいのかを考え、それができる企業を見つけ出してみてください。私にとって、それはLINEヤフーのインフラエンジニアの仕事でした。
「きっと採用されないだろう」「採用されても周りについていけないのでは」とエントリーに悩まれているなら、臆せずにぜひチャレンジすることをおすすめします。少しでも興味がある方は、ぜひ応募してみてください。