鈴木 歓喜

designer

自分の仕事が多くの人の助け
になると実感できる。

自分の仕事が多くの人の助けになると実感できる。

白いシャツを着た男性がカメラを見ています。背景にはブラインドのかかった窓があります。

鈴木 歓喜(すずき かんき)2018年入社
デザイナーとして新卒入社し、「Yahoo! JAPANアプリ」のUIデザインに従事。

※この記事は、2022年に取材・掲載したものを一部修正して再掲載しています。サービス名称や所属は取材当時の内容です。

入社前の経験について教えてください。

大学では、教育系の研究室に所属し、自ら課題を発見して解決する力を養うことを目的とした「課題解決型学習(PBL)」の研究をしていました。インターンシップやアルバイトにも夢中で、大学1年生のときには音楽系ベンチャー企業でのインターンシップをしていました。レコード会社に営業電話をかけたり、アーティストに取材して記事を書いたりとさまざまな経験ができました。

アルバイト先は、IT教育系の会社。大学2年生のときに参加し、卒業するまで続けました。春休みや夏休みに開催されるキャンプで、寝食をともにしながらスマートフォンアプリやWebサイトのつくり方を中高生に教えるのです。IT系のサービスを自分でもつくってみたいと考えていたときに、自分も教えながら学べることに魅力を感じて参加していました。

デザインに関しては、音楽配信会社でインターンシップをしていたときに、友人のバンドのフライヤーをデザインしたり、ゼミのポスターをつくったりした程度で、実はほとんど独学です。

鈴木歓喜さんインタビューカット

志望した理由を教えてください。

私が高校生のときにSNSが普及し始めたり、iPhoneが発売されたりしたことから、IT業界に勢いがあると感じ、自分もITに関わりたいと考えていました。

国内で数あるIT企業のなかでも、日常生活に寄り添ったサービスにかかわりたいと考え、ヤフーを志望しました。インターネットに触れるきっかけがヤフーでしたし、「Yahoo!メール」もよく使っていたので愛着がありました。

また、知り合いにヤフーの社員がいたことも大きかったです。実際に働いている人の話を聞いて、働きやすい環境でやりがいのある仕事ができるだろうと思いました。

入社前のイメージとギャップはありますか?

入社前は、大きな会社ですし、比較的保守的な考えを持った人も多いだろうと思い込んでいました。しかし、実際に仕事をしてみると、大胆に物事を変えようとするアグレッシブな人ばかりでした。だからこそ、会社全体が世の中の変化とともに、ルールや体制を柔軟に変えていけているのだと思います。

現在担当している主な業務内容や具体的な流れについて教えてください。

鈴木歓喜さんインタビューカット

「Yahoo! JAPANアプリ」のUIデザインを担当しています。そのなかでも直近では、日本各地の雨雲の動きをチェックできる「雨雲レーダー」の機能改善や新型コロナウイルスの感染者数を確認できるメディアLP(有事の際に「Yahoo! JAPANアプリ」やWeb版トップページ内に表示される特設ページ)の刷新、「Yahoo! JAPAN」トップページにあるサービスのデザインシステムの取りまとめが主な業務です。

雨雲レーダーは、2021年に大幅に機能が変わり、そのプロジェクトのUIデザインを担当しました。

以前の雨雲レーダーは、ユーザーが地図上で雨雲の動きを見てこれから雨が降るだろうとユーザー自身で予測するしかありませんでしたが、これを、何時に雨が降るのか、止むのか、またその降雨量などをテキストやグラフで表示し、ひと目で確認できるようアップデートしました。

メディアLPは、世の中の関心を集めている情報を扱うページです。新型コロナウイルスだけでなく災害時や突発有事、政府の記者会見といった重要度の高い情報を伝えるときにも使います。編成担当がトピックに合わせて内容に適した見出しを付けたり、リンクを貼ったり、動画や地図といったコンテンツを入稿してつくられます。私は、そのページを見やすくするためのデザイン部分にかかわっています。

それから、トップページにあるサービスページが一貫性のあるビジュアル・操作感になるよう、ルールを定義するデザインシステムを取りまとめています。たとえばAのページからBのページに飛んだときに見た目が変わってしまったり、操作方法が異なってしまったりすると、ユーザーは使いにくいと感じてしまいます。そこで、色やフォントなどの基本的な構成要素から、ボタンやアイコンといったパーツ一つひとつの種類まで細かく定義していくのです。デザイナーやエンジニアがページをつくるときに使うパーツが入った道具箱をつくるイメージです。

1日のスケジュール例

  • 10:00
    勤務開始
    メールやSlack、Figmaのコメント確認。
  • 10:30
    案件の朝会や上長との1on1ミーティングで進捗報告をします。
  • 11:00
    自分がリーダーを務めるデザインシステム改善チームの定例会議
    進捗に遅れがないか、課題が発生していないかを検討します。
  • 12:00
    ランチ
  • 13:00 
    案件の仕様検討やFigmaなどを使ったビジュアル作成業務
    必要に応じてメンバーと通話をつなぎながらペアデザインで作業します。
  • 15:00 
    デザイン部の定例会議
    制作物のフィードバックをもらいます。
  • 16:00 
    フィードバックをもとに引き続き改善案を検討
    時間に余裕があれば兼務先の業務に取り組みます。
  • 20:00
    勤務終了

おもしろいこと・難しいことなど働くうえでこれまでに得た感触を教えてください。

まず、災害や新型コロナウイルス関連の情報提供といった人々の生活にかかわる責任のある仕事ができる点です。特に、災害情報の提供は一刻を争うため、LPのデザインを一つつくるのにも緊張感がありますが、同時に多くの人の助けになると思うとやりがいもあります。次に、ユーザーからのフィードバックがすぐに得られること。トップページはユーザーが多いため、アプリの機能やデザインを少し変更しただけでも反響があります。良いフィードバックをもらえたときはうれしいですし、さらなる改善の要望やご意見をいただけるのも励みになりますね。

さまざまな分野のプロフェッショナルたちと一緒にアプリの機能開発やページ構築ができるのも、この仕事の醍醐味です。たとえば、エンジニアやプロジェクトマネージャー、企画、編成の方々、雨雲レーダーなら気象予報士の方と一緒に仕事ができます。各領域のプロフェッショナルが集まって良いモノをつくりあげていくことは、やはりおもしろいですね。

鈴木歓喜さんインタビューカット

よく利用している、あって助かる会社の制度を教えてください。

週に1回、上長と1対1で行う1on1ミーティングの制度です。忙しいときは、さまざまな業務を並行して進めなければならず、振り返る時間がなかなか取れませんが、上長と話すことで課題や改善点が明確になります。

たとえば、進捗に遅れがある案件があれば、なぜ遅れているのかを一緒に深掘りしてもらい、改善策を考えます。単に自分の作業スピードが遅いだけかもしれないし、作業時間の確保が不十分なのかもしれない。優先順位の付け方が誤っているかもしれない。原因を探し出し、それを改善するネクストアクションを決めます。

期末や期初の時期には、長いスパンでの目標を聞いてもらうこともありますし、ときにはキャリアについて相談に乗ってもらうこともあります。週に一度、気軽に話せる機会があって助かっています。上長とは入社前にイベントで知り合い、ずっとお世話になっている方なので心強いです。

最後にメッセージを。

「Yahoo! JAPAN」はサービスとして歴史も長く、ユーザーも多いので、背負う責任は重大です。そのため、一つのサービスをリリースするのに、バグが出ないかみんなで手分けして一つずつチェックするような泥臭い作業も多いです。いや、泥臭い仕事ばかりですね(笑)。ユーザーには安心してサービスを使ってもらいたい思いがありますから、外部からは見えないところで努力を重ねていますし、まだまだやるべきことはたくさんあります。

しかし、それによって多くの人の命が救われたり、生活を支えたり、日々の気付きを与えることのできる価値あるサービスでもあります。そんな仕事に興味のある方はぜひ応募してみてください。一緒に働ける日を楽しみにしています。

鈴木歓喜さんインタビューカット

関連インタビュー

採用情報公式SNSアカウント

各SNSでも採用に関する情報を発信しています。

  • X
  • LinkedIn
  • Facebook
  • note
Page top