稲原 仁太

engineer

インフラエンジニアとして、
ゼロから巨大データセンター
設計に携わりたい

インフラエンジニアとして、ゼロから巨大データセンター設計に携わりたい

黒いジャケットを着た眼鏡の男性が、室内でカメラに向かって座っています。背景にはテーブルと椅子が並び、広々とした空間が広がっています。

稲原 仁太(いなはら じんた)2018年入社
ヤフー(現LINEヤフー)に新卒入社後、インフラエンジニアとしてデータセンターのサーバー新規設置や移設、設備運営に従事。

※この記事は、2022 年に取材・掲載したものを一部修正して再掲載しています。サービス名称や所属は取材当時の内容です。

自己紹介をお願いします。

稲原 仁太です。2018年にエンジニア職としてヤフー新卒入社しました。学生時代はセンサーデータの収集やデータ送受信方法を研究していましたが、アルバイトではインフラに触れる機会やデータセンターに行く機会がありました。高校時代も工業高校で電気や情報技術について学んでいました。大学卒業後は大学院への進学も考えていましたが、当時所属していた研究室が進学直前でなくなってしまうことになり、その研究室で研究できないのであれば、進学ではなく就職を考えようと進路をシフトしヤフーに入社しました。

現在担当している主な業務内容や具体的な流れについて教えてください。

LINEヤフーがサービスを提供するうえで、最も大切な基盤となるインフラを運用するエンジニアとして働いています。特に私が担当しているのは、インフラのなかでもデータセンターの部門です。
入社して1、2年目は各サービスからのサーバー新規設置や移設などの依頼に対応しながら、データセンターにかかわる什器や備品、設備の管理業務も担当していました。

稲原仁太さんインタビューカット

その後、データセンターシステムチームに異動となり、4年目から次世代データセンター(スマートデータセンター)のビジョンに向けた入退館システムの一新や設備データの可視化、監視カメラシステムの構築などに取り組んでいます。また、これまではデータセンターの現場でしか閲覧できなかったシステムを、遠隔から閲覧・操作できるような施策にも取り組んでいます。

LINEヤフーは非常にインフラの規模が大きい会社です。自社でこれほど大きなデータセンターを持つ企業は国内でも多くありません。

他社ではなかなか触れないようなインフラシステムに触れられるため、導入や検証を行う業務はとてもやりがいがあり、日々充実しています。
学生時代もアルバイトでデータセンターのラック内配線などを対応していたのですが、それとは規模感が全く違います。たとえば、2016年に新設された「北九州データセンター」新棟では、1棟約610ラック規模。将来的に増設も予定しながら建設が進められました。
データセンターはいわばLINEヤフーの事業を支える根幹です。実際にデータセンターに初めて足を踏み入れたときは、その規模感に圧倒され、とても興奮しましたね。

おもしろいこと・難しいことなど働くうえでこれまでに得た感触を教えてください。

やはり規模感が大きなやりがいにつながっています。データセンターのように巨大な設備でなければ触れることのないシステムの導入や、検証プロジェクトに携われる点はとてもおもしろいですね。

当然、一般に販売されているソフトウェアでは補えない箇所も多いため、ときには自分自身でコードを書いてツールの開発をすることもあります。実際に導入してみて「工数が省けるようになった」「ラクになった」などの報告を社内の利用者からいただくと、エンジニアとして大きな達成感があります。

稲原仁太さんインタビューカット

LINEヤフーのエンジニアは、とにかく技術が好きなエンジニアが多く、仕事以外でも土日に自宅で機材を購入してネットワークをいじっている人もいます。こうしたエンジニアに囲まれて仕事ができることはとても刺激的です。毎月チームでランチ会をしているのですが、そうした場でも技術の話が出てくることが多く、それは日常的に技術のキャッチアップを能動的に行っているからだと思っています。そういったメンバーに恵まれているので、私も勉強になっています。

1日のスケジュール例

  • 9:00
    勤務開始
    その日の予定の確認やメール、Slackのチェックを行います。
  • 10:00
    社内ツールの開発
    開発系のタスクは集中して午前中にすることが多いです。
  • 11:00
    チームの昼会
    現状の課題やタスクを共有します。
  • 12:00
    ランチ
    月に1回はチームのランチ会をオンラインで実施しています。
  • 13:00
    OJTの一環として、新卒入社の後輩と1on1ミーティング
    現在の業務内容やチームでの活動について紹介し、雑談をしながら部署での仕事の楽しさを伝えます。
  • 13:30
    部署内で行う勉強会資料の作成
    勉強会は3カ月に1回ほどのペースで実施。データセンターの電気周りの復習などもしながら自分が登壇する資料を作ります。
  • 15:00
    翌日実施予定の作業打ち合わせ
    実施手順が正しいか、コマンドに誤りがないかなどをチェックします。
  • 16:00
    打ち合わせでレビューを受けた箇所の修正と再確認
  • 16:30
    監視しているインフラ設備機器からのアラートの確認
    チーム内で調査を行い、必要があればメーカーに確認を実施。
  • 17:30 
    アラートルールの再確認
  • 18:30 
    勤務終了
    その日の体調に合わせてランニングや筋トレをします。

入社して良かったと感じることはなんですか。

規模感、予算感、一緒に働く人の数など、とにかくすべての数字が大きいことです。それだけ責任やプレッシャーも大きいですが、LINEヤフーほど大きく成長できる環境は多くないのではないでしょうか。

また、私はインフラエンジニアとしての道を極めたいと思っていますが、LINEヤフーには非常に多くのサービスがあります。エンジニアとして、インフラエンジニアからキャリアチェンジをしたいと思ったときは、転職せずに会社に希望を出すことができる点も魅力です。実際にキャリアチェンジした同僚や先輩もいます。

リモート前提の働き方において、良い点と課題に感じる点はありますか。

私の仕事は、まさにLINEヤフーの社員がリモート前提で働くための環境を整えることでもあります。実際にデータセンターへ足を運ぶこともありますが、それ以外はリモートワークが基本です。

実際にリモート前提の働き方をしてみて、非常にメリットが多いと感じています。通勤時間一つとっても、これまで2時間ほどかけて通勤していたため、往復で毎日4時間を趣味や自己研鑽にあてられるのはうれしいですね。

同じ業界に進んだ知人からもリモート環境をうらやましがられることが多いです。
一方で、オフィスにいるときにはすぐに目の前の先輩に質問できるため、雑談をきっかけにして気づきを得られていた環境は意識をしないと少なくなってしまうことも。いま自分が困っていることは、将来誰かが困ることかもしれないと思い、解決した悩み事などはコツコツと社内のワークスペースに書きためています。

今後の目標を教えてください。

稲原仁太さんインタビューカット

いつかはデータセンターの設計や建設にゼロから携わってみたいです。LINEヤフーならではの大規模なデータセンターでインフラエンジニアとして働く以上、やはりこれをつくる立場にもなってみたいという夢を抱いています。そのためにも、社内ではなかなか学ぶことができない電気や空調、建築の基礎知識について、少しずつ学んでいます。

実は入社して初めて知りましたが、データセンターで使う什器や機器の選定も私たちの仕事の一つ。メーカーの担当者とやりとりをするなかで、電気に関する知識がもっと必要だと感じました。もちろん、データセンターで使う電力の量も一般家庭とは比べ物にならないため、電力会社との調整も必要になってきます。インフラエンジニアとして携わる仕事の範囲はこのように大きく広がっています。高い目標を持てるのも、LINEヤフーで働く醍醐味です。

もちろん、データセンターの構築にあたっては、これからのIT技術をよく知り、インフラに何が求められるのかも長い目で見通す必要がありますから、いまからできることをコツコツと学び始めています。

最後にメッセージを。

エンジニアを募集している会社はたくさんありますが、自分が希望することや、やりたいことに合った会社を見つけるのは大変なことだと思います。ご自身が重視しているところはどこにあるのか、納得して成長できる会社はどこか、しっかり考えて会社選びをすると良いのではないでしょうか。

稲原仁太さんインタビューカット

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