杉崎 央佳

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データと熱意で顧客の課題深
部へ。自走し続けて信頼を勝
ち取った若手セールス職の軌

データと熱意で顧客の課題深部へ。
自走し続けて信頼を勝ち取った若手セールス職の軌跡

大きな窓の前で上半身が写る杉崎さんのポートレート。白いブラウスとベージュのジャケットを身につけ、落ち着いた表情でカメラを見つめている。背景には都心の高層ビル群がぼんやりと映り、明るく清潔感のある印象。

杉崎央佳(すぎさき ひろか)2022年入社
旧ヤフー(現LINEヤフー)に新卒入社し、広告領域のセールスとして従事。総合代理店を担当したのち、現在は大手飲料メーカーを担当。LINEヤフーのソリューションを活用したマーケティング支援を通じて、クライアントのブランド価値向上と事業成長に取り組んでいる。

※本記事は2025年9月に取材したものです。サービス名称や所属は取材当時の内容です。

自己紹介をお願いします。

コーポレートビジネスドメイン所属の杉崎央佳です。2022年に新卒で入社して以来、広告領域のビジネスコンサルティングに従事しており、現在は大手飲料メーカーを担当しています。 

学生時代は、ベンチャー企業での長期インターンに力を入れていました。アフィリエイトサイトの運用に関わり、ランディングページのデザインからコーディング、検索広告の運用まですべて一人で担当しました。マーケティングもITもまったくの初心者でしたが、まずは「とにかく場数を踏む」ことを意識していました。 

プログラミングやデザイン、広告運用など初めての領域ばかりだったため、まずは良い事例を徹底的に真似しながら手を動かし、検証と改善を繰り返しました。量をこなすことで徐々に質が上がり、短期間で成果を出せる運用スキルを身につけることができたと思います。この経験を通じて、「まず打席に立つこと」の重要性を実感し、今の仕事でもその姿勢を大切にしています。 

半年ほどで、まったくの初心者だった領域を自ら吸収し、実践できるようになったことは大きな自信になりました。このとき身につけた「自ら学び、試行錯誤し、改善を重ねる姿勢」は、現在の仕事の根幹になっています。 

自走力を求められる仕事が自分に合っているとわかったので、就職活動では「裁量があるか」「自らの発想を活かせるか」を重視して業種や職種を絞りました。具体的には、自ら試行錯誤して推進できる仕事や、ステークホルダーに大きなインパクトを残せる仕事がしたいと考え、無形商材の営業ができる広告業界や人材業界を志望していました。 

当時のヤフーを選んだ決め手は、インパクトの大きな仕事が実現できるユーザー数と、膨大なデータを有していること、そして規模の大きい企業でありながら、裁量をもって働けることの二点です。面接の雰囲気から、自分の期待する風土だと感じられたことも後押しになりました。 

大きな窓のある明るいオフィスで、丸テーブルに座りインタビューに答える杉崎さん。白いブラウスにベージュのジャケットを着用し、両手をテーブルに添えて話をしている。背景には高層ビルや緑が見える落ち着いた空間。

現在担当している主な業務内容や具体的な流れについて教えてください。

LINEヤフーのアセットをフル活用し、大手飲料メーカーのマーケティング支援を行なっています。クライアントの課題解決に貢献する取り組みは、広告によるブランド認知獲得・購買促進から、「LINE公式アカウント」活用などのCRM領域まで多岐に渡ります。最近特に注力しているのはフルファネル統合マーケティングです。これは、これまで分断されていた広告領域とCRM領域をシームレスにつなぎ、マーケティング効果の最適化を目指すというもの。LINEヤフーが掲げる「Connect One」(※1)構想に則した取り組みです。

 (※1) Connect One: LINE公式アカウントに様々なビジネスソリューションをつなげ、企業やお店の総合的なビジネス支援を実現するLINEヤフーの新プロダクトコンセプト
詳しくはこちら

クライアントとは定期的な取引があるため、年間の協業テーマを定めて横断的なプロジェクトを企画するほか、各ブランドのプロモーション支援をしています。課題を伺って解決案を提案するだけでなく、データや市場動向を踏まえた、LINEヤフーならではの提案や、代理店と連携した提案も行ないます。課題や状況に応じて取り組みの形はさまざまです。 

プロジェクトのチームは4名体制で動いており、私はメイン担当者として、お客様との折衝をするフロントの役割を担うほか、社内プロダクトチームとの広告商品の調整、提案で必要なデータの抽出・分析作業の統括、提案全体のリードなど多くの関係者との連携も担います。 

1日のスケジュール例

  • 10:00
    勤務開始
  • 10:30
    チーム内のタスク分担検討
    複数施策が並行して進むため、適切な割り振りを検討
  • 12:00
    ランチ
  • 13:00 
    担当間のミーティング
    タスクの進捗共有や相談
  • 14:00
    代理店との定例会
  • 15:00 
    上長との1on1
    進行中の施策やキャリアについて相談
  • 16:00
    クライアントとのミーティング
  • 17:00 
    データ分析・提案資料作成
  • 19:30 
    勤務終了

メイン担当者として、クライアントと向き合う時間はもちろん、チーム内の業務分担の管理や進捗確認など、プロジェクトを円滑に進めるための動きが多いです。また代理店にも同じクライアントを担当するチームがあるため、定例会を実施し、双方の施策や動きをすり合わせながら連携しています。 

クライアントとのミーティングでは、施策提案やレポーティングを行うだけでなく、先方から今後の戦略を共有いただくなど、パートナーとして理解を深めます。そこで得た情報やデータ分析をもとに、次の提案を検討し、資料作成などの準備を進めていくのが主な流れです。 

木目調の壁とナチュラルな木製家具に囲まれたカフェ風のスペースで、横を向いて話す杉崎さん。白いブラウスとベージュのスーツ姿で、真剣な表情をしている。奥には観葉植物と複数のテーブルと椅子が見える。

仕事を進めるうえで、意識していることはなんですか。

一つは、LINEヤフーとクライアントの双方にとって、成果に直結するインパクトがあるかを見極めること。もう一つは、自分自身にとってどんな成長機会やおもしろさがあるか考え、楽しみながら最後までやりぬくことです。 

現在の担当クライアントである大手飲料メーカーは、商材や領域が幅広いため、データを俯瞰し、インパクトの大きさを意識して優先順位をつけることが重要です。そして実現する施策が、LINEヤフーの戦略にどう貢献できるかを考えることも欠かせません。対等な関係で成果を生み出すため、クライアントの課題解決につながることと、当社が実現したいことの両方を満たす方法を探り、条件面での調整を行っています。 

それでも常に念頭にあるのは「プロダクトアウトではなく、クライアント目線を持つこと」です。クライアントのマーケティングの上流にある本質的な課題を捉えた提案こそが、ディスカッションを深め、価値あるインサイトを引き出し、結果的に売上にもつながる感覚がありますし、信頼関係を維持するためにも大切だと考えています。 

課題を捉えるために、ヒアリングの際は相手の言葉の背景まで想像し、そこに潜む根本的な問題は何かまで探るようにしています。深く話を伺いながら、俯瞰して捉えていくと、初めに話していた課題が実は課題ではなかった、と気づくケースも多々あります。提案や投げかけがうまくいくと、より有意義なディスカッションにつながるため、相手の課題や興味を引き出せるような事例やデータを提示することも意識しています。 

広い窓際のオフィスで、円形のテーブルに座り話している杉崎さん。白いブラウスにベージュのジャケットを着用し、両手を軽く握って前に出している。背景には木製の椅子が並び、窓の外には緑とビル群が広がる。

おもしろかったこと、難しかったことなど、働くうえで得た経験を教えてください。

入社1年目で、大手代理店の営業局との新規取引開拓を任されたことが印象深いです。普段営業担当者が向き合っているのは広告媒体の担当者などですが、営業局はより上流のマーケティングプランを組む部署で、若手にとっては非常に難易度の高いミッションでした。 

特に記憶に残っている提案が二つあります。一つは、ある日用品関連企業向けの広告施策の提案のために、代理店の上位の役職者の方と向き合ったときのことです。データを提示しながら商材やクライアントの課題について懸命にディスカッションし、LINEヤフーのプロダクトを織り込んだ施策案を提案しました。「ここが分かりづらい」「これではクライアントに持っていけない」といったフィードバックもたくさんいただきながら、7回ほど提案を重ねました。 

後日その方からは、「デジタル媒体の若手があんなに熱量を持って何度も提案してくれるなんて、これまでなかったよ」とお声をいただきました。私としても徹底的にやり切った自負があり、その熱意が届いたのはとても嬉しかったです。誠意を込めて提案すれば、年齢に関係なく信頼していただけるし、それが成果にもつながっていくと実感できました。 

もう一つは、あるエンタメ企業向けに提案した広告施策です。代理店の競合案件について、代理店からLINEヤフーへのご相談をいただき、それまで取引実績がなかった企業だったものの、さまざまな商材データを分析して提案。結果、無事その代理店が案件を獲得し、当社としても初受注となったうえ、今でも定期的に出稿いただくなど大きな売上につながっています。 

どちらの提案においても、成果につながった要因にデータ活用があります。膨大なデータの分析結果から、ブランドの課題発見につながる示唆を抽出し、提案に活かすことに注力しました。データは、ただの数字列として見るのでなく、生活のなかで出会うさまざまな人のイメージと掛け合わせ、立体的なユーザー像として言語化することが大切です。これがこの仕事のおもしろさだとも感じます。こうして提案の質を担保し信頼を獲得してこそ、次の取り組みへとつながっていくものだと考えています。 

入社して良かったと感じること・成長したと感じることは何ですか?

就職活動中に思い描いていたとおり「裁量を持ちインパクトを与えること」、「発想力を活かしマーケティングに携わること」が体現できていますが、入社して驚いたことが二つあります。 

一つは変化の激しさです。会社の合併や技術の進化、それらにともなうニーズの変化によって、新しいプロダクトが生まれたり、ダイナミックに方針が変わるなど、その激しさは想像以上でした。 

もう一つは裁量の大きさです。広告業界は、数億円規模の金額が動くこともあり、自分で仕事をつくり出せれば、インパクトの大きな取り組みにも挑戦の機会が溢れています。この裁量の大きさや機会の多さは想像していた以上のものでした。 

プレッシャーを感じる場面はもちろんありますが、それ以上に自ら機会をつかみ成果を出せる環境がある嬉しさが大きいです。大変さもあるものの、やりがいの大きい経験を通じて、どんな場所でも活きるスキルが広く身についた実感があります。データを根拠に戦略を立案する力、社内外の複数の部署を巻き込んでプロジェクトを推進する力、議論のなかで課題を見つけてロジカルに組み立てる力、そしてプレゼンテーションスキルなど、ポータブルスキルがとても底上げされました。 

明るい自然光が差し込むオフィスで、テーブル越しにインタビューを受ける杉崎さん。白いインナーにベージュのジャケットを着用し、落ち着いた表情で話している。背景には大きな窓と都会の緑豊かな景観が見える。

今後の目標を教えてください。

目の前のことに集中したい性格でもあり、今まさに行っている大手飲料メーカーのフルファネル施策を、より大きく効果的なものにすること、それを横展開することに注力していきたいです。Connect One構想に沿った施策としてモデルケースを創出し、クライアントの課題解決とLINEヤフーの売上の両方に貢献できる施策にしていきたいです。 

キャリアの観点では、とにかく成長し続けていきたいという気持ちが強いです。まずは現在のクライアントのメイン担当として、完璧にリードをこなせるように成長したいですし、その先に目指すものとしてマネジメント業務にも興味があります。今の仕事はとても楽しいので、「できないこと」をなくして成長を続けていきたいです。 

最後に、採用候補者へのメッセージをお願いします。

私は、データやマーケティングへの興味と、裁量を持ち影響力を発揮できる仕事がしたいという意志がLINEヤフーにフィットしたからこそ、成果につながり楽しく仕事ができているのだと考えています。常に変化が激しく、わくわくと驚きがある広告・IT業界に興味がある方や、自走が求められる環境が合う方にはぴったりの場所です。共感できる部分が少しでもある方は、ぜひ選考を通して深くLINEヤフーを知ってみてください。 

また新卒の方にとっては、就職活動そのものが自分に合う環境を考え、見極める大切な機会だと思います。自分が何に心が躍るのか、しっかりと向き合って、意志を持ってキャリアを選んでいただけたらと思います。 

木目の壁の前に立ち、正面を向いて穏やかに微笑む杉崎さん。白いブラウスとベージュのスーツを着用し、両手を前で軽く組んでいる。背後には丸テーブルと窓が並び、明るく開放的なオフィス空間が広がる。

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