菅沼 那菜

planning

「みんなでつくる」を大きな
価値に。チームの垣根を越え
て「LINEバイト」をより
良いプロダクトに

「みんなでつくる」を大きな価値に。
チームの垣根を越えて「LINEバイト」をより良いプロダクトに

菅沼那菜さんのインタビュー記事のメイン画像です。菅沼那菜さんが正面を向いて写っています。

菅沼那菜(すがぬま なな) 2020年入社
企画職としてLINE(現LINEヤフー)に新卒入社し、一貫して「LINEバイト」のプロダクトマネージャーに従事。2023年10月にプロダクトチームのリーダー、2024年11月からは部長となり、プロダクト企画から組織運営まで携わる。

※本記事は2025年8月に取材したものです。サービス名称や所属は取材当時の内容です。

自己紹介をお願いします。

新卒でLINE(現LINEヤフー)に入社した菅沼那菜です。現在は、 LINEバイト企画部部長を務めています。大学では生物系の学科に進学し、3年生の夏頃まで研究職での就職を考えていました。 

進路の転機となったのは、IT業界で開発業務に携わっていた兄とのものづくりです。一緒に学生向けの時間割アプリをつくっているうちに、IT業界に興味が湧いてきました。周りの学生にインタビューをしてニーズを深掘りして仕様を決めるという、まさに今の企画業務のようなプロセスを経験して、そのおもしろさに目覚めました。特に、ユーザーの声をもとに考えた内容が実際にプロダクトに反映されていく過程に魅力を感じました。この経験から、開発者やデザイナーと近い距離でワンチームで働ける仕事をしたいと思うようになり、一気にIT業界志望へとシフトしました。 

当時は新卒でプロダクトマネージャーを募集している企業が少なく、志望する会社も自然と絞られていきました。また、自己分析を行う中で「チームや社会のために貢献することで、自信にもつながる環境」を求めていた自分に気づきました。「LINE」のように、多くの方が使うプロダクトを多数展開している会社なら、これらを連携することでもっとインパクトの大きい取り組みができ、自信ややりがいにつながるのではないか。そう感じたことが、入社の決め手になりました。 

菅沼那菜さんのインタビュー記事の写真です。

現在担当している主な業務内容や具体的な流れについて教えてください。

入社以来一貫して「LINEバイト」のプロダクトマネージャーを務めています。おもな業務は、KPI達成のために必要な施策を考え、開発者やデザイナーと連携し実現していくことです。4年目にチームマネジメントを担うようになり、翌年に部長になりました。 

部長として、現在は「数年後を見据え、どのような価値を生み出していくか」を考える役割も担っています。最近は「LINEバイト」のミッションを再定義しました。新たに定めたミッションは「みんなの“はたらく”が“ときめく”社会をつくる」。価値あるサービスを世の中に提供していけるチームをつくりたいという思いから、こうした取り組みも行っています。 

施策の検討からリリースまでは、平均して3ヶ月、長くても半年くらいで進んでいきます。私はこれまで、ユーザーへの情報配信のパーソナライズなどに携わってきました。担当の開発者と細かく仕様を詰めたのち、QA(品質保証)の担当者らに説明して、一緒につくり上げる流れでリリースまで進めていきます。 

1日のスケジュール例

  • 9:30
    勤務開始
    サービスの主要KPIモニタリング
  • 10:00
    ミーティング資料作成
  • 11:00
    担当プロジェクトのタスク進行
  • 12:00
    ランチ
  • 13:00
    部全体の定例ミーティング
  • 14:00
    1on1ミーティング
  • 15:00
    プロジェクト状況報告ミーティング
  • 16:00
    サービス戦略検討ミーティング
  • 17:00
    各種ミーティングのネクストアクション整理
  • 18:30
    勤務終了

まず毎日、登録者数や求人数、アクティブ率や応募率など、サービスの主要KPIをチェックして、全体の状況を把握しています。その後は資料作成や担当タスクの進行など個人でアクションする時間もありますが、部内外の人とのミーティングの時間も多いです。チーム全体がうまく機能し、最大のパフォーマンスを出すにはどうすればいいかをいつも考えています。夕方にはその日のミーティングで出たネクストアクションをまとめて整理しています。 

菅沼那菜さんのインタビュー記事の写真です。

仕事を進めるうえで、意識していることはなんですか。

「サービスやチームのためになることは何でもやる」という意識を常に持っています。プロダクトマネージャーは、チームのハブとなって雰囲気づくりを行う存在でもあるため、組織づくりやチームビルディングにつながる取り組みも積極的に行っています。いつでも相談を受け止める姿勢を見せるのはもちろん、業務外でもオンラインの交流イベントを自主的に開催するなど、役割や業務範囲を自ら限定しないように心がけています。 

実は、以前は各チームが個別に活動することが多く、「この壁をなくせばもっと良いプロダクトづくりができるはずだ」と感じていました。雑談の時間を増やしたり、業務外での飲み会など、各チームのメンバーと話せる機会を増やしていくうちに、徐々に雰囲気が変わってきて、組織としてまとまりが出てきました。 

結果的に、現在は企画の検討段階から開発メンバーにも入ってもらって仕様を一緒に考えるなど、チームを越えて連携する形ができています。良いプロダクトはチームの知恵や工夫が積み重なってできあがるものだと思っています。

入社してから印象に残っている仕事やプロジェクトについて教えてください。

最も印象に残っているのは「プロジェクト クオッカ」です。世界一幸せな動物と言われるクオッカワラビーにちなんで名づけたもので、ユーザーの笑顔をつくることを目指したプロジェクトです。「LINEバイト」はそれまで、短期的な成果を重視して数字を追う傾向が強かったのですが、このプロジェクトでは、ユーザーの抱える根本的なペインを解決する機能をつくることを目的としていました。 

ユーザーインタビューやアンケートを重ねた結果、「年齢が理由で採用されない不安があり、応募に踏み切れない」という深いペインポイントがあることがわかりました。そこで、年齢層の高いユーザーに向けて、同年代の方のアルバイト探しに関する事例記事を作成して配信したり、同年代の求人応募状況を可視化する施策を実施しました。この取り組みはたくさんの反響をいただき、特に後者の施策は応募率の向上につながるなど成果をあげました。 

このプロジェクトは数字だけを追うのではなく、ユーザーの課題を根本から解決する価値をつくり上げることができたという点で、「LINEバイト」に大きな変化をもたらせたと感じています。インタビューやアンケートなど、手探りで行うことも多くとても大変でしたが、今後のプロジェクトを進めるにあたっても道しるべになるような事例を示すことができ、ミッションを大切にする組織文化づくりの第一歩となりました。 

菅沼那菜さんのインタビュー記事の写真です。

入社してから、自身の成長を感じるポイントはどんなところですか?

最も成長を感じるのは、「『LINEバイト』にはこれが必要だ」と強い意志を持って、周りを巻き込みながらプロジェクトを進められるようになったことです。人が納得して動くには、自分自身がそうしたいと思う内発的動機が必要です。メンバーのなかにその動機をつくってあげるためにも、部長である私自身に強い意志が必要だと感じています。 

入社したばかりの頃の私は、同期と比べて焦ることもあり、自分の企画で成果を出したいという気持ちが強かったのですが、いつの間にか「プロダクトはみんなでつくり上げるもの」「どうすればチームで楽しく働けるか」という意識が根付いていました。特に部長になってからは、関わるプロジェクトがより長期的になり、視座を上げて臨む必要が出てきたため、自然と個人として成果を出すことよりも、チーム全体として大きな価値を生み出すことにやりがいを感じるようになりました。部長として活躍する先輩の背中を見つつ、自分がプレイヤーだった頃に感じていた思いなども忘れずに生かしながら、透明度の高い組織運営を心がけています。 

LINEヤフーでプロダクトマネージャーとして働く価値や得られる経験を教えてください。

LINEヤフーは本当に多くの裁量を与えてくれて、自由度高く挑戦できる環境です。やりたいと思ったことは根拠を示せばやらせてもらえますし、周りのメンバーも頼れば助けてくれる人ばかりです。私自身も、入社してすぐに「LINEバイト」のトップページのUIデザイン改善案を自主的に提案し、実際に改善施策として採用いただいた経験があります。 

LINEバイト」は競合が多い領域のプロダクトですが、「LINE」というプラットフォームの中で展開している点で、他社とは異なるポジションにいます。求職意欲があまり高くないユーザーとも「LINE公式アカウント」を通じてつながり続けることで、独自の体験価値を提供できるのが特徴で、この価値を磨き上げることが「LINEバイト」の強みになります。実際に「働くつもりはなかったけど、通知が来たのでやってみたら楽しかった」といった声もたくさんいただいており、ユーザーの気持ちを変えられることに大きなやりがいを感じています。 

ちなみに私自身が仕事をしていて最も高揚するのは、想像した通りに数字が動いたとき、そして、定性的な「ユーザーの声」に触れたときです。「LINEバイト」がちゃんとユーザーに届いていると感じることができると、やはり嬉しい気持ちになりますね。 

菅沼那菜さんのインタビュー記事の写真です。

今後の目標を教えてください。

まずは何よりもプロダクトづくりの中心人物であり続けたいです。この仕事はとても楽しく、やりがいがあります。 

また、これまではプロダクトやユーザーのことばかり考えてきましたが、部長になってからビジネス面にも深く携わるようになり、事業を成り立たせるための視点を学んでいるところです。今後は開発からビジネスまで幅広くスキルや知識を身につけて、キャリアを広げていきたいと思っています。 

そして「LINEバイト」をまとめる立場としては、前任の事業部長がそうであったように、ビジョナリーな存在になりたいです。メンバーの多くは「LINEバイト」のミッションへの共感から動いているので、その思いをきちんと実行まで落とし込める存在でありたいです。 

これからのLINEヤフーに期待することや、楽しみなことはなんですか。

Yahoo!しごとカタログ」「スタンバイ」など、LINEヤフーが持つ他のHR系サービスとシナジーを生み出していくことを考えたときに、課題となるのはサービス毎に分断されているデータをどうつなげるかです。サービスの垣根をなくし、ユーザーデータを活用して新しい価値を生み出すための動きがさらに加速することを期待しています。 

そのためには、社内でも「LINEバイト」の存在感を高める必要があると考えています。私たちが常に新しいチャレンジをする組織だと期待される存在になることで、さらなる挑戦に向けた後押しや、会社全体からの積極的な支援にもつながっていくと思うので、そうしたサイクルが回るよう尽力していきたいです。 

最後に、採用候補者へのメッセージをお願いします。

新卒で入社する会社として、LINEヤフーはとても良い選択でした。きちんと筋道を立てて説明すれば、やりたいことをやらせてもらえる環境があり、それが自分には合っていました。探求心や学習意欲がある方にとっては、それらを満たしながら自分自身も成長できる会社です。特に企画系の職種を志望する方には、誰かに決められた企画だけを進めるのではなく、自分自身の思いを形にできる最高の環境だと思います。 

LINE」というプラットフォームは、さまざまなサービスとシナジーを生み出す可能性を秘めており、そのポテンシャルは計り知れません。ユーザーの規模も圧倒的で、多くの人に価値を届けることができるのも強みです。そういった部分にも、やりがいを感じていただけるのではないでしょうか。 

私自身は、身近な人にも「『LINEバイト』っていいよね、使ってるよ!」と言ってもらえるように、これからも頑張っていきたいです。ぜひ興味を持っていただけた方は、応募してみてください。 

菅沼那菜さんのインタビュー記事の写真です。菅沼さんが正面を向いて写っています。

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