情報リテラシーに関する普及啓発の取り組み(Yahoo!ニュース)

紫色の背景に「Yahoo!ニュースと総務省が連携し、情報リテラシー啓発を制作します」とあり、右側のスマホ画面に4つの確認項目、手前にはスーツ姿の男性が指し棒を持つイラストがあります。

Yahoo!ニュース」は、総務省と連携してグラフィックによる情報リテラシーに関する普及啓発の取り組みを開始しました。第一弾として「ネットで情報を拡散する前の心がけ」などについての画像を「Yahoo!ニュース」に掲載しています。

近年、新型コロナウイルスや地震、その他災害などに関する情報をはじめとして、インターネット上で4割の人が週に1回以上偽・誤情報に接触しているとされています。(※1
2020年の新型コロナウイルスの感染拡大時には多くの偽・誤情報が拡散されました。情報を共有・拡散した経験のある層は「真偽不明情報だが他人に役立つ情報だと思ったこと・情報の興味深さ・他人への注意喚起」(※2)などの理由を挙げており、また今年1月に発生した能登半島地震に関しても同様に多くの偽・誤情報が拡散され、総務省からもインターネット上の偽・誤情報に対する注意喚起(※3)が行われました。
さらに、インターネットで流れる情報全般の真偽を見分けることについて「自信がない」と回答した人数が「自信がある」と回答した人数を上回る(※4)など、正しく情報を受け取ることに対し不安を感じる層もいることがわかっています。

※1,2,4 総務省・みずほリサーチ&テクノロジーズ「令和4年度 国内外における偽・誤情報に関する意識調査」(外部サイト)
※3 総務省「令和6年能登半島地震に関する偽・誤情報」(外部サイト)

こうした背景から「Yahoo!ニュース」では、ユーザーがインターネット上の情報をより正しく理解し、適切に活用することができるよう、総務省と連携して、情報リテラシーに関する普及啓発の取り組みを開始しました。第一弾として、「ネットで情報を拡散する前の心がけ」と、「これ、正しい情報?ファクトチェックのポイント」についてのグラフィックを「Yahoo!ニュース」に掲載しています。今後も、ユーザーが情報を安全に活用できるよう、グラフィックの共同制作などを進めていきます。 

これは、Yahoo!ニュースと総務省が共同制作した画像です。ネットで情報を正しく扱うためのリテラシーとファクトチェックのポイントを示していて、2つのセクションに分かれています。左側のセクションは「ネットで情報を拡散する前の心がけ」と題され、「スマホやネット利用が当たり前の世の中、それらを正しく使いこなすための能力(リテラシー)が重要に」と強調されています。アイコンやイラストが配置され、以下のポイントが示されています。1. 情報の確認: 男性がスマートフォンを見ているイラストと共に、「目にした情報はうのみにせず、わからなければ拡散しない」と記載。2. 医療・健康情報の慎重な扱い: 注射器や薬のイラストと共に、「医療・健康情報は安易に広めない」と強調。3. 混乱を避ける確認: 女性がスマートフォンを見ているイラストと共に、「周りを混乱させないか、ひと呼吸おいて確認」と記載。4. 異なる情報の確認: ニュースのイラストと共に、「異なる情報が出ていないかチェック」と記載。右側のセクションは「これ、正しい情報?ファクトチェックのポイント」と題され、「スマホやネット利用が当たり前の世の中、それらを正しく使いこなすための能力(リテラシー)が重要に」と強調されています。アイコンやイラストが配置され、以下のポイントが示されています。1. 情報源はどうなっている?:どこから、いつ発信されたものか、根拠となる情報は今も入手できるか、その分野の専門家かどうか 2. 画像や表、グラフは本物?:表やグラフが変ではないか、検索したら同じ画像がヒットしないか、過去に撮影された無関係のものではないか 3. 他ではどう言われている?:他の人やメディアはどのように伝えているか、誤りであることが報じられていないか、ファクトチェックサイトでの結果は? 4. その情報に動機はあるか?:その情報で誰が得や損をするのか、知り合いだからという理由で信じているのでは?

なお、制作されたグラフィックは「Yahoo!ニュース」やYahoo! JAPANの各サービスおよび総務省の講演資料や周知啓発用教材などでの活用を予定しています。

Yahoo!ニュース」は今後もユーザーに役立つ情報を、より早くよりわかりやすくお伝えすべくさまざまな取り組みを進めていきます。

2024年12月更新

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