AIを使うこと自体が特別ではなくなるなか、問われるのは「誰のどんな課題に向き合い、何を生み出すか」です。
AIが前提となるプロダクトづくりの最前線で、私たちが目指す姿、新卒社員へ期待すること、そして入社1年目から挑戦できる仕事や支援環境について、新卒採用を率いる田中崚也に聞きました。

AIツールを導入し、業務を効率化するだけの会社ではありません。AIを前提にサービスや仕事のあり方を見直し、ユーザーや顧客へ届ける価値そのものを変えていく会社だと考えています。
サービスにおいては、これまでユーザー自身が行っていた「調べる」「比較する」といったプロセスをAIが支援し、次の行動につながる体験を生み出す。私たちが目指しているのは、そうした体験を日常の中に広げていくことです。
LINEヤフーには、1億人を超えるユーザー接点と100を超えるサービスがあります。AIを研究や実証で終わらせず、多くの方が実際に使うサービスへ届けられることは、大きな強みです。
同時に、AIはサービスをつくる仕事の進め方も大きく変えています。職種を問わずAIを活用しながら、アイデアを形にし、短いサイクルで検証する場面も増えており、AIを前提としたものづくりに変化している最中です。
はい、すべての職種に欠かせないテーマです。
エンジニアはAI機能の設計や実装、開発プロセスの変革に取り組みます。プロダクトプランナーは、AIによってどのようなユーザー体験を実現できるのかを考え、検証します。ビジネスコンサルタントは、顧客の課題を捉え、AIを組み込んだ提案によって事業変革を支援します。こうした職種ごとの専門性を生かしながら、AIを介して職種を越えて試行錯誤し、プロダクトにより速く、深く向き合う場面も増えています。
大切なのは、AIを使って単に効率化することではありません。ユーザーや顧客の課題を捉え、より良い体験や事業成果につなげることです。それは職種にかかわらず、全員が担う役割だと思います。
技術も社会も急速に変化し、過去の成功体験がそのまま通用するとは限らない時代だからです。前例にとらわれず、新しい技術や考え方を取り入れながら変化を生み出す姿勢は、年次にかかわらず、すべての社員に求められます。
その中で、新たに組織へ加わる新卒社員が持ち込む視点や問いも、会社が変わり続けるための大切な力になります。そして、学生時代までの経験を通じて培ってきた専門性や、自分がどんな領域で何をしたいのかという志向が一人ひとりにあるはずです。新しい視点や問いを持ち込みながら、自分なりの専門性や志向を仕事の中で生かしてほしいと考えています。
そのためLINEヤフーでは、一人ひとりが自らの専門性や志向を生かし、入社後早い段階から事業課題に向き合えるよう、エントリー時から職種を選ぶ形式の採用を行っています。エンジニアは、ソフトウェア、インフラ、セキュリティ、データなどの専門領域ごとに、ビジネス系職種もプロダクトプランナーとビジネスコンサルタントに分けて選考しています。
AIカンパニーとして変化し続けるために、一人ひとりが自分の専門性や志向を生かし、早い段階から事業の中で発揮してもらいたいと考えています。
AIによって一定水準のアウトプットを速く生み出せるようになるほど、「何を解くべき課題として設定するか」「誰にどのような価値を届けたいか」が重要になります。
知識量だけでなく、課題をどう捉えるか。生み出したい価値は何か。それを周囲と協働しながら形にし、最後までやり切れるかー。そうした力を見ています。
AIについても、アンテナを張り積極的に活用していることが望ましいですが、すべての職種でAIの専門家である必要はありません。入社時点で重視しているのは、知識量そのものよりも、変化を前向きに捉え、必要なことを学び続ける姿勢です。
「誰のどのような課題に向き合い、何を変えたいのか」という目的意識を持ち、その実現に向けて必要な知識や技術を学び、実践できることが大切だと考えています。
職種や専門領域を選んで入社するからこそ、早い段階からその専門性を生かし、実際の事業やサービスに関わってもらいます。若手だから補助的な仕事だけを任せる、という考え方ではありません。私たちは新卒社員を、将来のために育成するだけの存在ではなく、早期から価値を出すプロフェッショナルとして迎えています。年次ではなく、担う役割と生み出す成果で向き合うことが基本です。
過去には、入社1年目のプロダクトプランナーが新規企画開発でプロジェクトリーダーを務めた事例があります。また、エンジニアが配属後すぐに「Yahoo! JAPAN」トップページのアーキテクチャ刷新を担当し、設計から実装まで主導した例もあります。
こうした挑戦は、配属後だけでなく研修の段階から始まります。新卒研修「Dev Challenge」では、職種横断のチームがAIエージェントをゼロから企画し、8日間で動くプロトタイプへと形にしました。さらに、入社3年目の社員が同期でチームを組み、「Agent i」に実装する機能を開発して社内コンペで1位を獲得した事例もあります。
変化の速い領域では、上司や先輩が常に正解を持っているわけではないからです。年次にかかわらず、課題を発見した人が声を上げ、自ら形にしていくことが求められます。
特に変化の激しい今だからこそ、新卒社員の視点や提案が、そのまま新しい価値につながる可能性があります。本人の専門性が生き、意志や想いを込められる仕事を早期に任せ、実践でのアウトプットを通じて成長してもらいたいと考えています。
ただし、準備や支援なしに仕事を任せるわけではありません。挑戦する本人と、支えるチームの両方があって初めて、大きな仕事に向き合えると思っています。
AIを中心にした新たな技術については、全社員向けのeラーニングや、最新事例を学ぶ「AI Pulse」、目的別の生成AIセミナーなどを通じ、基礎から実践まで段階的に学べます。業務では複数のAIツールを目的に応じて使い分けられ、日々の仕事の中で試しながら知識を更新できます。
一方で、研修やツールだけで成長が完結するわけではありません。年次を問わず実践の場に立ち、ユーザーや顧客に価値を届けることが期待されます。
多くの方が利用するサービスや事業、蓄積してきたデータと技術、さまざまな専門性を持つ仲間の存在を、自ら挑戦するために生かせる環境があります。
選考だけでなく配属においても、本人の専門性、志向、実現したいことを丁寧に確認します。本人の希望だけ、会社の都合だけで決めるのではなく、早期の活躍につながるマッチングを目指しています。
配属後も、一人ひとりの専門性や実力、担う役割と生み出した成果に向き合い、それらに見合う機会や環境、待遇を用意することを大切にしています。
これからの時代に大切なのは、AIを使えることだけではなく、「誰の何を変えたいか」という意志を持ち、価値ある問いを立て、学び、実行し続けることです。
LINEヤフーには、多くのユーザーに使われるサービス、蓄積してきたデータと技術、そして職種を越えて協働できる仲間がいます。アイデアをアイデアのままで終わらせず、社会に届く形へ変えられる環境があります。
私自身、LINEヤフーが「AIカンパニー」へと大きく舵を切った今の変革期に、非常に大きな可能性を感じてワクワクしています。これまでの延長線上に留まらず、新しい時代の「当たり前」を仕掛けていく。今のLINEヤフーは、そんなスケールの大きな挑戦ができる非常に面白いフェーズにあります。
変化を待つのではなく、自ら変化をつくりたい。自分の専門性とAIを掛け合わせ、これからの日常をデザインしたい。そんな意志と実行力を持つ皆さんと、ともに新しい未来への挑戦を始められることを楽しみにしています。
募集職種の詳細は10月中旬に公開予定です。今しばらくお待ちください。
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多くの人の日常を支える幅広い事業基盤を持ち、AIカンパニーとして進化を続けるLINEヤフー。ここには、社会や暮らしを変える挑戦の機会があります。