こんにちは!LINEヤフーのDeveloper Relationsの井上です。
先日、福岡市主催のインド人エンジニアをテーマとしたキャリアイベント「INDIAN TECH TALENT」に登壇しましたので、そのレポートをお届けします。
福岡市は、エンジニアが集まり、活躍し、成長する街「エンジニアフレンドリーシティ福岡」を目指し、さまざまな取り組みを進めています。
その一環として、福岡市にインド総領事館が設置されたことを契機に、インドと福岡の人的交流をさらに拡大するためのイベント「INDIAN TECH TALENT」が開催されました。
このイベントは、福岡を中心とした九州のIT企業に向けて、インドのIT業界およびインド人エンジニアに関する理解を深め、海外人材の活用を促進することを目的としています。
会場は今年4月に新しく開業したONE FUKUOKA BLDG.でした!
Engineer Cafeの紹介からスタートし、福岡市の高島市長も登壇されました。
Engineer Cafeは、「エンジニアフレンドリーシティ福岡」の取り組みのひとつとして誕生した、エンジニアであれば誰でも無料で利用できる施設です。
LINEヤフーでも何度かMeetupの会場として利用させていただいており、弊社のエンジニアも作業スペースとして利用しています。
今回のパネルディスカッションでは、企業・エンジニア・受け入れ体制の3つのテーマに分かれてお話ししました。
実際に海外から日本に移住したメンバーに話を伺う中で、日本企業の一番の課題は英語での情報発信力だという意見が挙がっていました。
インドから日本で働きたい、移住したいと思っても受け入れてくれる企業が見つからない、生活するイメージを持つために必要な街の情報が見つからない、といった当事者からの意見を聞くことができました。
我々だけでなく地域の企業と連携し、英語での情報発信を強化していかないといけないと改めて感じました。
移住する側の視点に立ち、入社から受け入れまでのプロセスで細かいサポートを提供できると、安心して暮らし働けるという意見も実際に働くエンジニアから聞けたのはよかったです。
もちろん弊社には英語話者エンジニアが活躍する環境があります!LINEヤフーの英語話者受け入れサポートについてはこちらをご覧ください!
このイベントは、福岡市が「エンジニアフレンドリーシティ」としての地位を強化するための重要なステップだと感じました。
インドは世界的に優秀なIT人材を輩出しており、今回のイベントは福岡市が持つポテンシャルを最大限に引き出し、地域経済の活性化に寄与するものとなりました。
INDIAN TECH TALENTの中でも繰り返し言われていましたが、一朝一夕で変化は生まれるものではありません。1社だけで、行政だけで起こせる変化でもありません。
エンジニアフレンドリーシティを掲げるここ福岡で、福岡市や企業、大学との継続的な連携を通じて変化を起こしていきたいと思います。
登壇したLINEヤフーの仲間とパシャリ。