最終予測となる2回目の本レポートでは、公示後の2019年7月15日までのデータを元に予測を行いました。また、1回目レポートで予告したとおり慶應義塾大学SFCの学生による予測も合わせて発表します(学生予測は公示前7月3日までのデータを用いています)。
まず、比例代表の議席数予測です。7月15日現在のデータによると、1回目予測と比べて野党がより勢いを増し、与党が議席数を減らす予測となっています。
学生予測では、与党の議席数で見るとちょうどヤフー予測の1回目と2回目の中間くらいの予測となりました。
次に選挙区の議席数予測です。地図の色分けはヤフー予測によるトップ当選予測政党によるものです。
選挙区では与党が1人区を中心に防戦するも改選前より1議席減らし、野党が3議席増、諸派・無所属が5議席を獲得する予測となりました。
比例代表と選挙区の予測を合計すると、改選前と比べて与党が6議席を減らし、立憲民主党が倍増の見込みなど、野党が勢力を伸ばす予測となっています。
学生予測ではやや立憲民主党の勢力が弱めに出ているものの、与党が議席数を減らし野党が増やす傾向は同様でした。
改選議席の予測値と非改選議席を含めた参議院の議席予測では、与党単独で57%、維新と合わせた改憲勢力では63%と、1回目予測と同様に3分の2にはやや届かない見立てとなりました(無所属議員を考慮しない参考値です)。なお、学生予測でも改憲勢力は64%にとどまる予測となっています。
まだどうなるかわからない不明瞭なラインであり、最後まで攻防が続きそうです。
予測は以上です。いよいよ7月21日は投開票日ですね。選挙結果が出たところでいつものように振り返りレポートも出させていただく予定です。
引き続き、Yahoo! JAPANビッグデータレポートをよろしくお願いいたします。
文・図/Yahoo! JAPANビッグデータレポートチーム